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社団法人日本オーディオ協会(JAS)は21日、2009年2月21日から23日まで開催するAV機器の総合展示イベント「A&Vフェスタ2009」の開催概要を発表した。会場は横浜みなとみらい、パシフィコ横浜のカンファレンスセンター。入場は無料だが、Web事前登録か当日会場登録が必要。
A&Vフェスタは同協会が主催するAV機器の総合展示会。2001年を最後に終了した「オーディオエキスポ」の後を受け、2003年から「A&Vフェスタ」としてリスタート。2007年には開催されず、2008年より開催時期を9月から2月に変更しリニューアルを図った。2009年も引き続き同時期に同会場で行なわれる。 今回は、前回好評を得た視聴などの体験環境の提供を踏襲しつつ、4つの新たな体験テーマを反映させた展示/イベントブースを揃えるという。 出展予定の企業・団体は2008年とほぼ同数の60数社、来場者数は3日間で4万人を予想する。なお、来場者向けのプレゼントとしては、会場でアンケートに応募した人全員を対象にした懸賞企画を用意。賞品の詳細は決定していないが、出展各社から募った賞品が抽選でプレゼントされる。そのほか、開催期間中、毎日先着500名にオリジナルのトートバッグをプレゼントする。
■ ジャズが生録できるイベントを開催 2009年はカンファレンスセンター2~5階のフロアで開催。新たに4つの体験テーマを設定し、前回の“参加体験”に重心を置いた展示/イベントをさらに掘り下げた催事になるという。4つのテーマは下記の通り。
開催イベントは、従来の「スピーカー工作教室」や「自作オーディオ自慢大会」に加え、手持ちのレコーダにジャズの生演奏を録音できる「レコーディング体験 コンサート!!生録会!!」を新たに実施する。 PCMレコーダなどの普及を背景に「昨今のトレンドに合わせて、生録を復活する」とイベントを説明。ジャズを始めとする演奏が行なわれるブースを用意し、参加者は自分のレコーダで生録ができるという。演奏は21日と22日の2日間・4公演を予定している。なお、生録参加費用は1,000円で、12月初旬より販売を開始する。またプロのエンジニアによる生録に関するワークショップも開催する。
生録イベントは、私的録音の範囲内での利用で、出演者に録音の許可を得るという。また健全な生録文化の普及・啓発を進めるために開催するとしている。 そのほか各種セミナーや、サラウンドサウンドの普及活動を行なうブースも用意する。JASの校條亮治会長と実行委員会の渡邉哲純副委員長は、「参加して頂くイベントで来場者の満足度を高め、オーディオ&ビジュアルの発展に繋げていく」と説明している。
■ 関係団体との連携強化でA&Vフェスタを盛り上げる 今回から、オーディオ/ビジュアルの啓発普及、業界や市場の活性化を目的に、量販や小売店などの流通と連携強化を図る取り組みを実施。具体的には、協賛販売店とのタイアップ企画を行なうという。内容は、店頭で「チャンスカード」を配布し、それをA&Vフェスタ会場へ持参すると、抽選で景品が当たるという企画。関東1都4県の量販など700店舗でチャンスカードの配布を検討しているという。カードの配布時期や店舗は後日A&Vフェスタホームページで案内する予定。 また製造/流通/出版/普及団体などのA&V関連団体とも連携を強化。日本プロフェッショナルオーディオ協議会(PAS)が生録イベントに特別協賛するほか、専門誌セミナーなど実施。連携強化を行なうことで、「A&Vフェスタ独自の広範かつ奥深い情報発信を行なう」としている。
□日本オーディオ協会のホームページ ( 2008年11月21日 ) [AV Watch編集部/ohrui@impress.co.jp]
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