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アップル、iPhone 3G用最新OS「3.0」を公開

−ステレオBluetooth対応。振るとシャッフル再生


追加機能情報

6月18日公開

 アップルは18日、iPhone 3G用のOSを「3.0」にアップデートした。「100以上の新機能が含まれている」という大規模なアップデートで、ステレオのBluetoothに対応、筐体をシェイクすると楽曲再生がシャッフルされるなど、AV機能面でも幾つかのアップデートが行なわれている。なお、iPod touchにも適用できるが、1,200円の有償アップデートとなっている。

Bluetoothスピーカーと本体のスピーカーを切り替えているところ
 iPhone 3GはBluetooth 2.0 + EDR機能を持っているが、従来は対応プロファイルがHSPなどで、Bluetoothヘッドセットは利用できたが、Bluetoothスピーカーなどに接続して音楽再生を行なうことはできなかった。3.0ではこれに対応し、iPhone 3Gの音楽/動画の再生音をBluetoothスピーカーなどからステレオ出力できる。再生中の画面で音声出力先をiPhone 3G/Bluetoothスピーカーで随時切り替えることも可能。

 音楽再生機能では、再生中にiPhone 3G本体をシェイクすると、シャッフルされ、別の楽曲がスタートするようになった。この機能は設定からOFFにすることもできる。

 楽曲の再生場所をナビバーで移動する機能も強化。従来は一定間隔での移動のみで、1秒単位での移動などが難しかったが、指でポイントをタップし、左右にスライドさせる前に、上下に移動させることで「高速」、「半分の速度」、「1/4の速度」、「細かく」と、移動速度が4段階から選べるようになっている。「細かく」の場合は1秒単位の移動も容易に行なえる。

 また、楽曲/ミュージックビデオを購入するiTunes Storeのアカウントを複数設定し、ログインできる機能も追加された。

 YouTubeアプリではアカウントログイン機能が追加。従来はおすすめ動画、人気動画のランキング、検索とブックマーク機能、履歴表示のみだったが、アカウントログインができるようになったことで、PCなどで利用しているアカウントを共用することで、ブックマークの保存や同期が可能。さらに、動画の評価機能も搭載した。

ナビバーの移動速度を変更できる YouTubeアプリはログイン機能などをサポート 動画の評価も可能になった PCでブックマークした動画が、アカウントログインすることでiPhone 3Gからも見られる

 なお、周辺機器の「TV&バッテリー」を介してワンセグを視聴するアプリ「テレビ」は、編集部でテストしたところ、3.0では起動中にクラッシュしてしまった。公式サイトに案内が出ており「3.0への対応を進めておりますが、開発と公開が遅れております。現在のバージョン1.20では3.0に対応しておらず、ご使用いただけない状態になっております」とのこと。なお、アプリの開発は最終段階に入っているとのことで、近日中にアップデートされる見込みだ。

□TV&バッテリーの製品情報
http://mb.softbank.jp/mb/iphone/oneseg/index.html


■ AV機能以外も大幅な強化

MMSに対応し、画像なども送信できるようになった
 3.0ではカットやコピー&ペーストに対応した。複数のアプリケーション間でテキストのコピー&ペーストが可能で、Safariで表示しているWebサイトの文字を選択したり、画像をコピー&ペーストすることもできる。本体をシェイクするとコピー内容の取り消しが可能。

 スクリーンキーボードは横向き表示にも対応。対応言語も増え、30カ国、41種類のキーボード配列に対応した。メッセージ機能も強化され、従来のSMSに加え、MMSが利用できるようになった。テキストだけでなく、写真やオーディオ、連絡先、位置情報なども送信できる。

Webページをコピーしているところ。画面を一定時間タッチしていると選択できる メモ帳にペーストしたところ スクリーンキーボードが横向きに対応

 「Spotlight」検索機能は、iPhone 3G内のデータから、連絡先やメール、カレンダー、メモなど、種類を問わずにキーワードで検索できる機能。ホーム画面でホームボタンを押すか、画面を左にスワイプさせると「Spotlight」の画面に切り替わる。検索結果をタップすると、その情報にダイレクトにアクセスできるのが特徴。

Spotlightはホーム画面から左にスワイプすると現れる 検索しているところ

 なお、従来のiPhone 3Gでは、アプリケーションがハングアップした場合や、アプリを切り替えるのではなく、終了させたい場合にホームボタンを長押しするという操作があった。しかし、3.0では利用できなくなっている。iPhone 3G Sの新機能「Voice Control」がホームボタンの長押しで起動するためと思われる。アプリを終了させる場合は電源ボタンを長押しし、「電源オフ」のスライドバーが表示された状態でホームボタンを長押しすると行なえる。

ボイスメモアプリ
 新たに追加されるアプリ「ボイスメモ」は、内蔵マイクやヘッドセットのマイクを使い、音声を録音するシンプルなアプリ。ほかにも、WebブラウザのSafariが高速化。HTML 5 に対応し、音声/映像のHTTPストリーミング受信にも対応した。ユーザネームとパスワードの自動入力機能も追加され、利便性が向上している。メモ帳も強化され、iPhone 3Gで書いたメモ帳の内容を、PCと同期させた際、PC側にも反映させることができるようになった。

 無線LAN機能では自動再ログイン機能をサポート。有料サービス「MobileMe」の機能も強化。紛失してしまった場合、iPhone 3Gの場所をPCの地図上に表示したり、遠隔操作でiPhone 3Gの内容を消去する機能も利用できる。サーバー上のメール検索やカレンダー機能の強化も実施。

 また、3.0には1,000以上の新しいAPIが含まれており、開発されるアプリケーションの自由度が向上。アプリ内からApp Storeで決済できたり、プッシュ通知サービスにも対応できる。ほかにもP2P技術を使って他人のiPhone 3Gと接続することや、アプリ内への地図の埋め込み利用、アプリから音楽ライブラリにアクセスすることも可能になっている。

 こうした新機能の追加と合わせ、不具合修正も行なわれている。

 なお、iPhone OS 3.0は、6月26日から発売される新モデル「iPhone 3G S」にも採用されている。


(2009年 6月 18日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]



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