ソニー、スリムなシアタースピーカー「7700シリーズ」
-「新・ナノファイン」ツイータのトールボーイなど5製品
ソニーは、シアター用スピーカー「7700シリーズ」を8月10日より順次発売する。3ウェイのトールボーイ型「SS-F7700」など5製品をラインナップし、各モデルの価格と発売日は下表の通り。
種類 | 型番 | 価格 | 発売日 |
トールボーイ | SS-F7700 | 54,600円 (2台1組) | 8月10日 |
ブックシェルフ | SS-B7700 | 25,200円 (2台1組) | 11月20日 |
センター | SS-CN7700 | 12,600円 (1台) | 8月10日 |
サラウンド | SS-SR7700 | 8,400円 (2台1組) | |
サブウーファ | SA-W7700 | 25,200円 (1台) |
■ SS-F7700/SS-B7700
SS-F7700は、3ウェイ4スピーカーのトールボーイ型で、5.1chのフロントまたはサラウンドスピーカー向けのモデル。同社スピーカーの最上位「ARシリーズ」の設計思想を受け継ぎ、スピード感のある低域再生を追求した100mmの小口径ダブルウーファ構成としている。
2ウェイブックシェルフ型のSS-B7700は、フロント/サラウンド用、またはステレオ再生での利用を想定している。
いずれも、ツイータにハイブリッド素材を用いた「新・ナノファイントゥイーター」を搭載。2つの高分子材料を複合した素材のナノファインに、ナノメートル単位の薄膜層でポリイミドをコーティングしたことで、内部損失を改善した。また、最新シミュレーション技術などで振動板形状の見直しを行ない、70kHzまでの高域再生を実現。凹凸の少ない周波数特性にすることで明瞭かつ伸びやかな高音再生が行なえるという。
SS-B7700 |
SS-F7700のウーファには、マイカフレークを発泡セル状に成型し、合成繊維を配合したことで強度を高めた「MRC振動板」を採用。低密度で軽量、高剛性、適度な内部損失といった特性を持ち、キレが良く引き締まった低音を再生するという。
両モデルとも、エンクロージャはバスレフ型で、表面仕上げはピアノ塗装。SS-F7700のスピーカー端子はバイワイヤリングに対応する。
種類 | トールボーイ | ブックシェルフ |
型番 | SS-F7700 | SS-B7700 |
ユニット構成 | 25mm径ツイータ×1 100mm径ミッドレンジ×1 100mm径ウーファ×2 | 25mm径ツイータ×1 100mm径ウーファ×1 |
再生周波数帯域 | 50Hz~70kHz | 60Hz~70kHz |
出力音圧レベル | 86dB/W・m | 79dB/W・m |
インピーダンス | 8Ω | |
最大入力 | 120W | 100W |
外形寸法 (幅×奥行×高さ) | 265×280×1,070mm | 141×176×245mm |
重量 | 約10kg | 約2.5kg |
■ SS-CN7700/SS-SR7700/SA-W7700
センタースピーカーのSS-CN7700は、70mm径フルレンジを2個搭載し、SS-F7700との組み合わせに配慮した音質調整を行なったモデル。外形寸法は430×95×87mm(幅×奥行き×高さ)で、テレビの下やAVラックに収納しやすいサイズにしたとしている。
サラウンドスピーカーのSS-SR7700は、70mm径フルレンジ1基を搭載し、センターと同様に音のつながりを重視。外形寸法は87×95×215mm(幅×奥行き×高さ)と小型化し、壁掛けにも対応する。
アクティブサブウーファのSA-W7700は、350×350×350mm(幅×奥行き×高さ)のサイズに、250mmの大口径ユニットと100Wアンプを搭載。オートパワーON/OFF機能も備えている。3モデルとも、エンクロージャはバスレフ型。
センタースピーカーのSS-CN7700 | サラウンドスピーカーのSS-SR7700 | アクティブサブウーファのSA-W7700 |
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(2009年 7月 9日)
[AV Watch編集部 中林暁]