ラックスマン、自社ドライブSACDプレーヤーの標準モデル
-上位機の構成を継承し、31万5,000円。SACDはDSD固定
ラックスマン株式会社は、自社開発のドライブメカニズムを搭載したステレオSACD/CDプレーヤー「D-05」を7月下旬より発売する。価格は31万5,000円。
2008年12月発売のフラッグシップモデル「D-08」と、3月発売「D-06」の構成を継承し、「メカニズム・デジタル回路・アナログ回路」の3要素において独自技術を投入しながら、コストパフォーマンスも高めたSACDプレーヤーのスタンダードモデル。
背面 |
DACには132dB(理論値)というTIのバーブラウン「PCM1792A」を使用。システムクロックの低ジッタ化(従来比約1/100)を図るジッタリダクション機能も備えている。D-05をDACとして他のプレーヤーなどで利用できるデジタル入力を2系統(同軸/光×各1)搭載する。
ハイブリッドSACDにおいてSACD/CD層のどちらを再生するかをフロントパネルまたはリモコンで切り替え可能。なお、D-08/06とは異なり、SACDの出力はDSD固定で、PCMへの変換には対応しない。
付属リモコン |
シャーシは、電流によるアースインピーダンスの上昇や発生する磁界の影響を遮断するループレスシャーシ、デジタルノイズを遮断するシールドシャーシを併用。外装にはブラスターホワイトのフロントパネルや、明るさや文字の大きさを変更可能なFLディスプレイを備える。
出力端子は、バランス(XLR)とアンバランス(RCA)を各1系統、同軸/光デジタルを各1系統搭載。消費電力は20W(スタンバイ時1W)。外形寸法は440×410×133mm(幅×奥行き×高さ)、重量は14.7kg。リモコン「RD-16」と、電源ケーブル「JPA-10000」が付属する。
(2009年 7月 10日)
[AV Watch編集部 中林暁]