マランツ、105mmの薄型筺体を採用した7.1ch AVアンプ
-63,000円。薄型でも音質と駆動力にこだわり
株式会社マランツコンシューマー マーケティングは、スリムな筺体を採用した7.1ch AVアンプ「NR1501」を7月下旬より順次発売する。ボディカラーは2色用意されており、ブラックが7月下旬、シルバーゴールドが8月中旬に発売される。価格は63,000円。
NR1501(シルバーゴールド) |
インシュレータを含めても高さ105mmという薄型のボディを採用した7.1ch AVアンプ。外形寸法は440×365×105mm(幅×奥行き×高さ)、重量は8.6kg。薄型化とともに奥行きも短縮することで、「設置の自由度を高め、フラットパネルテレビに合わせた薄型ラックにも無理なく収納できる」としている。
同社のアンプで共通のコンセプトとなる「M-1デザイン」を採用し、フロントパネルはアルミとガラス繊維強化レジン製の曲面パネルからなる異種素材の3ピース構成とすることで振動モードをコントロール。音質への悪影響を防いでいる。
アンプ部出力は最大75W×7ch(6Ω)、定格50W×7ch(8Ω)で、各チャンネル同一クオリティーのディスクリート・パワーアンプを搭載する。薄型ながら、音質と駆動力にこだわりアナログアンプを採用。1つのヒートシンクに一列にマウントするインライン配置を採用することで、チャンネル感のばらつきを抑えている。
デュアルコアの32bit DSPを内蔵しており、ドルビーTrueHDや、DTS-HD Master AudioなどのHDオーディオフォーマットのデコードに対応。専用マイクを使った自動セットアップ機能も装備しており、スピーカーサイズや距離、音量を自動設定できる。部屋の音響特性を分析し、スピーカーの周波数特性を補正するRoom EQ機能も搭載している。
背面。4系統のHDMI入力を装備する |
入出力端子はHDMIを主体とする利用シーンを想定し、使用頻度の低い端子を削減。HDMIは入力4系統、出力1系統で、リピーター機能も装備。Deep colorやx.v.Colorにも対応している。
HDMI以外の入力端子は、コンポーネント×3、コンポジット×3、同軸デジタル×1、光デジタル×2、アナログ音声×6(RCA×5、ステレオミニ×1)。出力端子はコンポーネント×1、コンポジット×2、アナログ音声×1、サブウーファプリ×1、ヘッドフォン×1。リモート制御端子も装備する。
アナログビデオ信号をHDMIから出力するビデオコンバート機能を搭載。また、アナログオーディオ回路はデジタル回路や映像回路からのノイズの影響を避けるために、独立基板とし、クオリティ向上を図っている。FM/AMチューナも装備する。
消費電力は250W(待機時0.5W)。FMアンテナやAMループアンテナ、音場補正用マイク、リモコン(RC006SR)などが付属する。
デュアルコアの32bit DSPを搭載 | リモコン |
(2009年 7月 15日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]