ヤマハ、iPodデジタル入力対応のCDプレーヤー

-43,050円。iPod楽曲をPCM出力。AM/FMチューナも


CD-S300
9月下旬発売

標準価格:「CD-S300」43,050円
       「T-S500」30,450円


 ヤマハ株式会社は、単品コンポの新製品として、CDプレーヤー「CD-S300」と、FM/AMチューナ「T-S500」を9月下旬に発売する。価格は「CD-S300」が43,050円、「T-S500」が30,450円。カラーリングはいずれもシルバー。


 

■ CD-S300

 音楽CDに加え、CD-R/RW(MP3/WMA形式)再生も可能なCDプレーヤー。同社単品コンポで最も低価格ながら、前面USB端子に接続したiPodなどからのデジタル入力に対応する点が特徴。内蔵DAC(バーブラウンの24bit/192kHz対応品)を使って、iPodの楽曲を高音質で再生できる。さらに、USBからの入力信号を光/同軸デジタル端子からPCMで出力でき、デジタル入力を持つアンプなどに伝送することも可能となっている。ただし、PCM出力は著作権保護のためコピー禁止となり、録音対応機器にデジタル接続しても録音は行なえない。

 iPodのデジタル接続にはiPod付属ケーブルを使用。CD-S300のリモコンでiPodの基本操作が可能なほか、本体ディスプレイにiPodの曲名も表示可能。ただし、日本語表示には非対応。iPodの充電も可能。対応iPod(2009年4月時点)は、iPod nano(第2世代以降)/classic/touch。

 電源部/デジタル部/オーディオ部の各基板をブロック化して相互干渉を抑制。オーディオ回路の左右対称化や信号経路の最短化などにも配慮したレイアウトとなっている。また、デジタル出力回路を停止し、ディスプレイも消灯することで高品位なアナログ音声出力を追求したピュアダイレクトモードも搭載する。

 出力端子は光/同軸デジタルとアナログ音声(RCA 2ch)が各1系統。S/N比は105dB以上、ダイナミックレンジは96dB以上。高調波歪率は0.003%以下。

 上位モデルCD-S2000/1000のテイストを継承したヘアライン仕上げのアルミフロントパネルを採用。「ヤマハCDプレーヤーの新しいアイデンティティ」とする薄型CDトレイも備えている。外形寸法は435×260×86mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.5kg。リモコンが付属する。



■ T-S500

T-S500
 FM(76.0~90.0MHz)とAM(531~1,611kHz)のラジオチューナ。最大40局まで記憶できるプリセットメモリを搭載し、FMはオートプリセットにも対応する。選局などの操作にはアルミノブの新型ロータリーエンコーダを使用。同社プリメインアンプや、AVアンプの付属リモコンでも基本操作が行なえる。

 出力はアナログ音声1系統。前面パネルはアルミ製でヘアライン仕上げ。外形寸法435×306×87mm(幅×奥行き×高さ)、重量は3.2kg。FM簡易アンテナやAMループアンテナ、ステレオピンケーブルが付属する。



(2009年 8月 20日)

[AV Watch編集部 中林暁]