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ヤマハ株式会社は、ピュアオーディオ用単品コンポのエントリーモデルとして、S700シリーズ2機種を10月に発売する。価格はプリメインアンプの「A-S700」が73,500円、CDプレーヤーの「CD-S700」が60,900円。カラーリングはいずれもシルバー。 同社は2007年12月に、ハイグレードHiFiシリーズとしてプリメイン「A-S2000」(208,950円)、SACD/CDプレーヤー「CD-S2000」(176,400円)をリリース。その後、2008年6月には中級モデルのプリメイン「A-S1000」(155,400円)、SACD/CDプレーヤー「CD-S1000」(133,350円)を投入。今回のモデルはどちらも10万円以下で、HiFiコンポシリーズのエントリーモデルと位置付けられている。
上位モデルから踏襲している、シルバーヘアライン仕上げのフロントパネルなど、シンプルなデザインが特徴。各コントロール部に、上位モデルと共通のアルミノブを使用し、操作感を高めている。また、付属のリモコンもシルバーのアルミ仕上げになっている。
■ A-S700 定格出力90W×2ch(8Ω)、最大出力140W×2ch(8Ω)のアナログステレオプリメインアンプ。パワー部の出力段にパラレルプッシュプル構成を採用。チャンネルセパレーションを高めるため、左右対称の基板レイアウトとしたほか、アルミ押し出し材を使ったヒートシンクも左右独立して搭載している。 筐体の剛性を高めるために、センター補強バーやアートベースを投入。不要振動を抑制したという。
CD入力端子と直結する専用バッファアンプを備え、そこで増幅した信号をプリアンプ段に送り込むことで、プリアンプ段以降の利得を抑え、S/N比を向上させる独自の「CDダイレクトアンプ」を採用。トーン/ラウドネス/バランスのコントロールと、後段バッファーアンプをバイパスする「ピュアダイレクトスイッチ」も備えている。 ほかにも、小音量再生時に低音と高音を補正して豊かなサウンドを実現するという「コンティニュアス・ラウドネス」を採用。フロントパネルに備えた専用ツマミにより、ラウドネス効果を連続的に可変でき、音質補正ができるという。 入力端子としてアナログRCAを6系統(MM型対応Phono×1、チューナ×1、CD×1、ライン×3)を用意。出力はアナログ音声を2系統備えている。外形寸法は435×382×151mm(幅×奥行き×高さ)。重量は10.9kg。リモコンも付属する。
■ CD-S700
静かでスムースなローディングを実現するという、オリジナルのサイレントローダーを採用したCDプレーヤー。トレイは薄型で、スタイリッシュなデザインを採用している。 DACは24bit/192kHzに対応したバーブラウン。音楽CDに加え、CD-R/RWに記録したMP3/WMAファイルの再生にも対応。さらに、USB端子も前面に備えており、USBメモリに保存した音楽ファイルも再生できる。 本体のディスプレイを消灯し、デジタル出力回路も停止させることで、アナログ音声出力の品位を高める「ピュアダイレクトモード」が利用可能。高調波歪率は0.002%以下。ダイナミックレンジは100dB以上。S/N比は110dB以上。
出力端子として光デジタル、同軸デジタル、アナログ(RCA)を各1系統用意。端子はいずれも金メッキ仕上げ。USB 1.1端子はフロントに1系統備えている。外形寸法は435×300×96mm(幅×奥行き×高さ)。重量は6.2kg。リモコンが付属する。
□ヤマハのホームページ
(2008年10月8日) [AV Watch編集部/yamaza-k@impress.co.jp]
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