三洋、HDMI搭載の720p記録「Xacti」新モデル
-実売3万円。Eye-Fi連動機能も搭載
三洋電機株式会社は、ムービーカメラ「Xacti」の新製品として、HDMI端子を備えた720p記録モデル「DMX-CG11」を9月11日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は3万円前後の見込み。カラーはホワイト(W)、オレンジ(D)、グリーン(G)の3色。
1/2.33型約1,066万画素CMOSを搭載する縦型のデジタルビデオカメラ。有効画素数は720p動画が約828万画素で、SD動画/静止画が約1,000万画素。動画フォーマットはMPEG-4 AVC/H.264(.MP4)、静止画はJPEG。記録メディアは40MB内蔵メモリと別売SD/SDHCカード。
ホワイト、オレンジ、グリーンの3モデル |
前モデルCG10と同じく72×38×112.8mm(幅×奥行き×高さ)のスリム筐体を採用。重量は約173g(電池/SDカード込みで約190g)。CG10からの機能強化として、新たに本体にHDMI出力(ミニ端子)を備え、テレビなどに720p動画や静止画を出力可能。なお、HDMIケーブルは別売となる。
また、無線LAN搭載SDカード「Eye-Fi」との連動機能も新たに搭載。無線LANアクセスポイントの設定がカメラ本体のみで行なえるほか、動画/静止画をパソコンに転送する際、バッテリが完全に無くなるのを防ぐために電池残量に合わせて自動で電源OFFとなるように設定できる。そのほか、メニュー言語は従来の日本語に加え、英語も選択できるようになった。
そのほかの仕様は従来モデルとほぼ共通で、動画の記録モードは「HD-SHQ」(1,280×720/30fps/9Mbps)、「TV-HR」(640×480/60fps/6Mbps)、「TV-SHQ」(640×480/30fps/3Mbps)の3種類。静止画は最大4,000×3,000ドット。
レンズは光学5倍ズーム(F3.5~3.7)で、動画の焦点距離は35mm換算で40~200mm。静止画/動画の両方に対応した電子式手ブレ補正機能と、動画/静止画顔検出機能も備えている。さらに、静止画連写でバッファに記録し続けることで、複数枚のさかのぼり撮影ができる「リバース連写」を搭載する。液晶モニタは3型/約23万画素。本体にステレオマイクとモノラルスピーカーを内蔵する。
付属バッテリはDB-L80(700mAh)で、連続撮影時間は動画が約70分(実撮影約40分)。静止画は約180枚。HDMI以外に、コンポジットAV出力とUSB 2.0端子も搭載する。
(2009年 8月 24日)
[AV Watch編集部 中林暁]