エプソン、QHD解像度のプロジェクタ向け新D7液晶

　セイコーエプソン株式会社は25日、3LCD方式のホームプロジェクタ向け高温ポリシリコン液晶パネル(HTPS)の新モデル「L3D05Q-81G00/L3D05Q-82G00」を開発し、量産を開始したと発表した。

　0.54型/960×540ドット(QHD)のプロジェクタ用液晶パネル。画素ピッチは12.5μm。D7プロセステクノロジーを導入し、開口率は75%を実現。従来パネル(0.54型/858×484ドット)と比べ、156%の高開口率を達成したという。さらに、高耐光性液晶材料の採用による耐光性向上で、高輝度化も図っている。

　また、上位モデルに搭載する、1垂直期間(Vertical)のフレームごとに、全画素同一極性を従来駆動の倍の速度で書き込む「倍速V反転駆動」を採用。フリッカーおよび光漏れを低減し、動画の高画質化が可能としている。