ビクター、PCM録音可能な音楽用ポータブルレコーダ
-26,250円。楽器用チューナやメトロノームを搭載
日本ビクター株式会社は、リニアPCM録音が可能な音楽レッスン用レコーダ“レッスンマスター”「XA-LM1」を10月上旬より発売する。価格は26,250円。
最高16bit/48kHzでのPCM録音が可能なポータブルレコーダ。本体に楽器チューニング用のクロマチックチューナや、音と光でテンポを知らせるメトロノーム機能など、音楽録音のための機能を備えているのが特徴。同社では「音楽レッスン用のポータブルレコーダ」と位置付けている。愛称は“レッスンマスター”。
外形寸法120×64×22.5mm(縦×横×厚み)、電池を含む重量が約117gと、小型軽量ボディを採用。持ち運びを考慮したつくりで、手軽な録音/再生を実現するとしている。
記録メディアはmicroSD/microSDHCカード。本体にカードスロットを搭載し、最大16GBのmicroSDHCカードに対応する。2GBのmicroSDカードを同梱する。microSDカードをスロットすると、あらかじめ自分で録音したタイトルを自動再生する「差したらしゃべる! 音声タイトル」機能を搭載。
録音フォーマットは、リニアPCM(WAV)に加え、MP3もサポート。WMAフォーマットの再生にも対応する。録音モードはリニアPCMが16bit/48kHz、MP3が192kbps/44.1kHz、128kbps/44.1kHzを用意。リニアPCM 16bit/48kHzの場合で、2GBのmicroSDカードに2時間40分の録音ができる。
側面にモノラルPHONEの入力端子を装備 |
左右独立型のステレオマイクを内蔵。マイクをラバークッションでフローティング構造とし、タッチノイズを軽減するとしている。本体側面に外部マイク/楽器用の入力端子(モノラルPHONE)も1系統装備する。
28mm径ユニットを採用したスピーカーも内蔵。スピーカーの実用最大出力は300mW。独自の高音質デジタル信号処理技術により、小さく聴き取りにくい音も適切な音量に自動調整する「はっきり再生」機能を搭載する。3パターンの5バンドマニュアルイコライザ機能も備える。ステレオミニのヘッドフォン端子も装備。
模範演奏再生後に自分の演奏を自動録音し、違いを比較できる「聴き比べレッスン」機能や、録音した日からデータを検索可能な「カレンダー検索」、模範演奏をmicroSDにコピーできる「カードで簡単スピードダビング」機能を搭載。
聴きたいところだけ続けて再生できる「良いとこ取り編集」や、頭だし、A-B/1曲/ALLリピート、50~150%の速さで再生するスピードコントロール機能なども利用できる。
「録音」、「再生」、「メニュー」の3ボタンを大きく配置し、操作性を向上。また日本語表記とし、スムーズな操作を実現したとする。バックライト付き液晶ディスプレイも搭載する。
電源は単4電池2本。アルカリ電池使用時の電池持続時間は録音時で約12時間(内蔵マイク使用/バックライトオフ)、再生時で約22時間(ヘッドフォン/MP3再生/バックライトオフ)となっている。また、USB端子を備え、USBバスパワーによる駆動もできる。付属品はイヤフォンやUSBケーブルなど。
(2009年 8月 26日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]