ヨドバシAkibaで、50台のiPodを展示した体感イベント

-シルバーウイークにも再度開催


横5mのiPod看板で秋葉原を訪れた人の目をひく

9月10日~13日開催
9月20日~27日開催

 ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaは、9月10日~13日までの3日間、「Apple iPodシリーズ 体感イベント」を開催した。

 JR秋葉原駅中央口側の同店第2エントランス前に、実際に手にとって試用できる50台のiPodシリーズを展示。さらに、横5mのiPodの巨大看板や、デモストレーションを行なうステージを用意。新iPod nanoに搭載されたビデオ機能のメリットや、iTunes 9の特徴などを訴求した。

 ステージで行なわれたデモンストレーションイベントは、イベント開催時間の正午から午後8時まで、30分おきに開催され、参加者には、iTunes 1 Free song Cardがプレゼントされた。

デモストレーションは30分ごとに実施。iPodの新機能を紹介参加者にプレゼントされた「iTunes 1 Free song Card」

 9月12日の土曜日は、朝からの雨にも関わらず、同店を訪れた人や、JRの改札を出てきた人などが、目を引くブースに誘われ、展示された新iPodを手にとる様子が見られた。特に、新たに搭載されたビデオ機能を実際に試してみる人の姿が目立った。

 なお、同イベントは13日で一旦終了したが、シルバーウイークとなる9月20日から9月27日まで、同じ内容で、同スペースを利用したイベントが、再度行なわれる予定。

雨にも関わらず多くの人が来場した「Apple iPodシリーズ 体感イベント」イベントスペースには50台のiPodが展示された

売り場でも新iPodに多くの人が関心を寄せていた
 新iPodの発売によって、携帯オーディオプレーヤーの売り場は活況を呈しているという。ヨドバシカメラ マルチメディアAkibaでは、発売日となった9月10日の午前10時頃から、新iPodを求める人が列を作った。開店時には、製品の入荷が間に合わなかったが、店頭での体感イベントが開始された正午までの間に、約50人が並んだという。さらに、正午近くから販売が開始されたあとも、1時間ほどは列が途切れない状態が続き、新iPodシリーズの出足の良さを見せつけた。

 同店では、2階のマック売り場、4階の携帯オーディオプレーヤー売り場に新iPodシリーズを展示。これらの売り場でも新製品に触れられるようにしている。

ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba AV総合チームソリューションプロフェッショナルの佐々木勇紀氏
 ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba AV総合チームソリューションプロフェッショナルの佐々木勇紀氏は、「新製品では、機能が豊富になり、容量ごとのラインアップも増えたことで、用途にあわせて選択できるようになったことは大きな訴求ポイント。また、機能を拡張しながら、価格を引き下げてきたことも新規顧客層の獲得に効果がある。発売初日から、iPodシリーズに対する注目度は高い。iPodをぶら下げながら新たなiPodを購入していく人や、家族のために購入するという買い増しユーザーもいるが、その一方で、高校生や中学生などの若年層の購入が増えていることを感じる。iPod nanoでは、16GBが人気であり、iPod touchでは64GB版を予約していく人が多い。大容量モデルに人気が集まっている」とした。

 また、「店頭での体感イベントによって、新たなiPodが登場したことを知っていただきたい。これだけのスペースをとって訴求するので、かなりのインパクトがあると期待している。実際に手にとっていただき、新たなiPodの魅力を体験してほしい」としたほか、「ソニーが首位になったという報道の影響もあり、携帯オーディオプレーヤーに対する注目度が高まっており、売り場に足を運ぶ来店客が増えている。そこにiPodの新製品が登場したことで、より賑わいを見せており、携帯オーディオプレーヤー市場全体に活気が出ることに期待している」と市場の盛り上がりに期待を寄せた。

売り場でも新iPodに多くの人が関心を寄せていた隣接するソニーのウォークマン売り場との相乗効果もみられた

(2009年 9月 14日)

[Reported by 大河原克行]