ボーズ、手軽な2.1chサラウンド「CineMate Series II」2機種

-71,400円から。サテライトに2個のユニット内蔵


CineMate Series II digital home theater speaker systemの使用イメージ

10月17日発売

直販価格:71,400円~94,500円

 ボーズ株式会社は、手軽にシアターサラウンドが楽しめる、2.1chスピーカーシステム2モデルを10月17日に発売する。価格は「CineMate Series II digital home theater speaker system」が71,400円、「CineMate GS Series II digital home theater speaker system」が94,500円。

 直営店、および直販サイトに加え、一般販売店でも販売。直営店/直販サイトでは9月30日から予約も受け付けている。カラーはブラックのみ。手軽なシアターシステム「3・2・1 DVD home entertainment systems」のカテゴリにラインナップされ、「FreeStyle II」などの後継となる。

 両モデルとも、2個の小型サテライトスピーカーと、アンプやデコーダなどの回路を内蔵したサブウーファ「Acoustimassモジュール」で構成。ただし、サテライトに各2個のスピーカーを内蔵しているため実質的には4.1chシステムとなる。低価格な「CineMate Series II」の方がサテライトスピーカーが大型で、「CineMate GS Series II」は小型。Acoustimassモジュールは共通している。

CineMate Series II digital home theater speaker systemCineMate Series IIのサテライトスピーカー
CineMate GS Series II digital home theater speaker systemCineMate GS Series IIのサテライトスピーカー

 テレビやBlu-ray/DVDレコーダなどと接続するフロントサラウンドシステムで、デコーダはドルビーデジタル、リニアPCM、AACに対応。DTSは非対応で、BDのドルビー TrueHDやDTS-HD Master AudioなどのHDオーディオもサポートしていない。

 入力用に小型のインターフェイスモジュールを用意し、光デジタル音声とアナログ音声入力(RCA)を装備。排他利用で光デジタルが優先される。このモジュールをAcoustimassモジュールと有線接続する。ケーブル長は4.5m。

入力インターフェイスモジュールモジュール背面の端子部

 サテライトは「CineMate Series II」が「スピーカーアレイ」。「CineMate GS Series II」はドライバの磁気回路にネオジウム・マグネットを使った「Gemstoneスピーカーアレイ」となる。どちらも1つの筐体の中に独自の角度で配置した2つのユニットを内蔵。それぞれを、Acoustimassモジュールに内蔵した個別のアンプで駆動する。

 独自の「TrueSpace デジタルプロセッシング回路」を内蔵し、前方配置のスピーカーだけで広がりのある音場再生を可能にした。壁の反射などを使わずに広い音場表現ができるという。また、モノラルやステレオ音声など、入力された信号を5.1chサラウンド化し、2.1chスピーカーでサラウンド再生する「Videostage5デコーディング回路」も用意。映画だけでなく、テレビの音声など、様々なソースがサラウンドで楽しめる。

 ほかにも「Digital Dynamic Range スピーカーコンプレッション回路」により、音質を音量に合わせて自動的に最適化。深夜などの小音量再生時でも、セリフが明瞭に聴き取れる。

 Acoustimassモジュールの背面には低音のレベル調整用ボリュームも装備。設置環境に合わせたバランス調整ができるほか、音の指向性が少ないため、置く場所を選ばないという。

アンプやデコーダも備えたAcoustimassモジュールAcoustimassモジュールの背面端子部。低音調整用ボリュームを備えている

 両モデルともリモコンが付属。「CineMate Series II」には必要な4つのボタンのみを配置したシンプルなリモコン、「CineMate GS Series II」には外部機器の操作も可能なユニバーサルリモコンが同梱される。

 サテライトのサイズは「CineMate Series II」が200×136×88mm(幅×奥行き×高さ)で、1.2kg。「CineMate GS Series II」は142×107×66(同)で、440g。Acoustimassモジュールのサイズは222×489×364mm(同)で、11.3kg。最大消費電力は300W。インターフェイスモジュールのサイズは86×74×30mm(同)。

CineMate Series IIに付属するシンプルリモコンCineMate GS Series IIのリモコンは、他機種も操作できる


(2009年 9月 30日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]