パイオニア、住宅設備向け音響機器「ACCO」を12月上旬発売
-壁埋込みアンプ「A-IW001」は102,900円。スピーカーも
「A-IW001」。iPod touchは別売 |
12月上旬発売
標準価格:102,900円(A-IW001)
31,500円(S-ICH125/1台)
33,600円(S-ICH200/1台)
42,000円(S-ICH200D/1台)
パイオニア株式会社は、住宅設備向けビルトインオーディオ製品の新ブランド「ACCO(アッコ)」より、壁埋込み型のステレオアンプ「A-IW001」や天井埋め込み型スピーカー「S-ICH125」など、合計4製品を12月上旬より発売する。種類と価格は下表の通り。
商品 | 型番 | 主な特徴 | 標準価格(1台) |
壁埋込み型アンプ | A-IW001 | iPod用Dock搭載 | 102,900円 |
「迷惑レス設計」 | S-ICH125 | 5.2cm径ユニット | 31,500円 |
S-ICH200 | 10cm径ウーファ | 33,600円 | |
S-ICH200D | 10cm径ウーファ | 42,000円 |
展示会の1コーナー。キッチンでの使用をイメージしている |
既報の通り、5月に同社は住宅設置型オーディオ製品の新ブランドとして、「ACCO」を創設。「音で住まいの環境を快適にする」をコンセプトに掲げ、住空間やインテリアにこだわり、より暮らしをエンジョイしたいライフスタイル高感度層をターゲットとして、新築住宅やリフォーム需要向け住宅設備機器市場向けに、同製品群を展開していくことを発表していた。
なお、ACCOのプロトタイプなどを設置する展示会「Pioneer Built-in Audio Gallery Supported by OZONE」を、5月末より開催(12月22日まで)。今回のモデルは、そこに参加した新築/リフォームを検討している人や、住宅関連企業の人からの要望を取り入れて製品化したという。
■ A-IW001
iPod nanoとの組み合わせ |
操作パネルや小型ディスプレイを備えたアンプユニットと、iPod用Dockがセットになったオーディオシステム。Dock接続することで、iPod内の楽曲再生が可能。iPodへの充電にも対応する。また、ステレオミニ入力も備え、iPod以外のプレーヤーも接続できる。
SDカードスロットも搭載し、カードにプリインストールされた環境音を再生することも可能。iPodの楽曲とミックスして再生する「サウンドスケープ機能」が利用できる。環境音は付属SDカードに約50種類収録されている。そのほか、Ethernet端子を装備し、インターネットラジオも利用可能。
10W×2chのデジタルアンプを搭載。消費電力は14W(スタンバイ時0.5W)。外形寸法は223×37×126mm(幅×奥行き×高さ)、Dock部の奥行きは51mm。重量は930g。リモコンが付属する。
■ 天井埋込み型スピーカー3モデル
「S-ICH125」、「S-ICH200」、「S-ICH200D」は「A-IW001」用の天井埋込み型スピーカー。S-ICH200Dは1台でステレオ再生が可能。S-ICH125とS-ICH200は2台使用することでステレオ再生ができる。
「S-ICH125」 | 「S-ICH200」 | 「S-ICH200D」 |
設置イメージ |
いずれも、建物の構造体に不要な振動や音漏れを伝わりにくくする技術「ISOマウントテクノロジー」や、背面カバーを二重にして音漏れを低減する「Wバックチャンバー」構造を採用。近隣への振動や音漏れなどの迷惑要因を抑制する「迷惑レス設計」としている。S-ICH200DはIPX4準拠の防滴設計を施しており、風呂場などの湿気のある場所での設置が可能。
S-ICH125はコーン型の5.2cm径ユニットを搭載。再生周波数帯域は90Hz~40kHz、インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは82dB、最大入力は50W。外形寸法は140×94mm(直径×奥行き)、重量は0.6kg。
S-ICH200はコーン型10cm径ウーファとドーム型2cm径ツイータの2ウェイ。再生周波数帯域は50Hz~30kHz、インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは86dB、最大入力は100W。外形寸法は220×94mm(直径×奥行き)、重量は1.8kg。
S-ICH200Dはコーン型10cm径ウーファとセミドーム型2.5cm径ツイータを2基搭載。再生周波数帯域は50Hz~35kHz、インピーダンスは8Ω、出力音圧レベルは87dB、最大入力は50W×2。外形寸法は220×94mm(直径×奥行き)、重量は1.9kg。
(2009年 10月 27日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]