ケンウッド、高音質化したmicroSD対応「Media Keg」

-4/8/16GB内蔵メモリも。カナル型イヤフォン付き


ピンクモデル

12月上旬発売

標準価格:オープンプライス

 株式会社ケンウッドは、ポータブルプレーヤー「MEDIA Keg」の新モデルとして、microSDカードスロットを備えた「MG-F500」シリーズ3モデルを12月上旬に発売する。内蔵メモリ4GBの「MG-F504」、8GBの「MG-F508」、16GBの「MG-F516」をラインナップ。価格は全てオープンプライスで、店頭予想価格は4GBが13,000円前後、8GBが15,000円前後、16GBが18,000円前後の見込み。

 

シルバー-ブラックピンク
左から初代の1.8インチ20GB HDD搭載「HD20GA7」、MG-F500シリーズ、右端はiPhone 3GS
5バンドのグラフィック・イコライザを備えている
 カラーリングは4GBと8GBモデルがシルバー(S)、ブラック(B)、ピンク(P)の3色。16GBがシルバーとブラックのみ。

 内蔵メモリに加え、microSD/SDHCカードスロットを備えているのが特徴。microSDHCは16GBまで対応している。同様のプレーヤーとして2008年9月に「MG-E500」シリーズが発売されているが、F500シリーズはメモリ容量を増加、デザインをブラッシュアップ、さらに音質も高めたモデルとなっている。SDカードスロットを備えた同社のコンポ「UD-E77WSD」などと手軽に連携できる。

 高品位なDACを採用することで「大音量から歪みを抑えたクリアな音楽再生を実現した」という。ヘッドフォン端子に対してヘッドフォンアンプを最適な場所にレイアウトするなど、ノイズ対策も施されている。

 筐体にはアルミパネルを採用。振動による音質への影響を低減しつつ、高級感も高めている。さらに、デジタル処理による5バンドのグラフィック・イコライザも搭載。自由なカスタマイズが3個まで登録できるほか、ROCKやJAZZ、POPSなど、6種類のサウンドモードも備えている。

 

microSDカードスロットを側面に用意右側面にはボリュームはホールドスイッチを装備底面にはイヤフォン端子とUSB端子を用意

 付属イヤフォンは11.5mm径のダイナミック型ドライバで、ネオジウムマグネットを使用した、カナル型(耳栓型)。イヤーピースは3サイズを用意。コード素材にはエラストマーを使用。からみ防止スライダーも備えている。

 

付属のイヤフォンはカナル型11.5mm径ユニットを内蔵している

 再生対応フォーマットはMP3(32~320kbps CBR & VBR)、WMA(32~320kbps CBR/32~355kbps VBR/DRM9対応)、AAC(32~320kbps CBR & VBR)と、WAVにも対応。DRM付きのAACには対応していない。

 ディスプレイは2型のTFTで、JPEGやBMP静止画表示も可能。PCとの接続はUSB 2.0。USBストレージクラスに対応し、Windowsのエクスプローラでドラッグ&ドロップでの楽曲ファイル転送が可能。Windows Media Playerでの転送にも対応しているほか、新たに転送・管理ソフトとして「BeatJam」も付属している。対応OSはWindows XP/Vista。

 ヘッドフォン出力は7mW×2ch(16Ω時)。電源は内蔵のリチウムイオン充電池を使用。連続再生時間は50時間。充電はUSB経由で行ない、充電所要時間は約3.5時間。外形寸法は約98×46.5×13mm(縦×横×厚さ)。重量は62g。


(2009年 11月 19日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]