ビクター、重低音重視のiPod/CDオーディオシステム

-ウーファを左右対向配置。単1電池×10本で駆動も


12月下旬発売

標準価格:オープンプライス


 日本ビクター株式会社は、重低音再生を重視したiPod/CDオーディオシステム「RV-NB50-W」を12月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36,000円前後の見込み。JVCブランドで展開する。

RV-NB50-W

 米国や欧州などでは、従来より低音重視のオーディオシステムを展開しており、その最新モデルとなる。海外では11月に発売している。迫力ある重低音が特徴で主にダンス音楽の再生機材や、屋外でも迫力ある音楽再生を求めるユーザーにアピールしていく。

 本体中央にiPodを収納可能なドッキング部分を装備。iPodのオーディオ出力はアナログ接続となっている。その脇にUSB端子を、中央上部にCDプレーヤー部を備えている。iPodはDock端子装備の各製品に対応、MP3/WMAを記録したCD-R/RWやUSBメモリなどが再生可能となっている。iPod/USB/CDの各操作ボタンは独立して配置しており、iPod再生時にはiPod用の操作ボタンを、CD再生時にはCDの操作ボタンを利用する。リモコンも同様にUSB/CD/iPod用の専用のキーを配置している。なお、アナログオーディオ入力は備えていない。

 対応iPodは、第4世代以降のiPodとiPod mini、iPod nano、iPod photo、iPod classic、iPod touch。iPhoneは サポートの対象外となる。

 低音再生のために、強靭な円筒形キャビネットの両サイドに13cm径のスーパーウーファを水平対向配置。フロント部に密閉構造のスピーカーキャビネットを設け、8cmフルレンジを左右に装備し、合計4つのスピーカーを独立したアンプで駆動する。ウーファを水平対向配置したバスチューブ構造により、不要振動を相殺し、キレのある重低音を実現するという。

本体中央にiPod用Dockを装備。USBやCDなど各機能ボタンは独立しているCDプレーヤー部側面に大口径スーパーウーファを搭載。ハンドルを持って、持ち運べる

 アンプはフロントが5W×2ch、スーパーウーファが15W×2chで、総合出力は40W。CD部の左にスーパーウーファのレベル調整用のダイヤルを、右側にメインボリュームを装備。スーパーウーファの低域は6段階で調整できる。

CDトレーの左側にサブウーファ調整用のダイヤルを装備右側にボリュームを装備リモコン

 FMチューナを搭載するが、AMチューナは備えていない。電源はACケーブル接続のほか、自動車のDC12Vと単1アルカリ電池10本でも駆動可能で、電池駆動時には約9時間の連続再生が可能。外形寸法は666×240×231mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.8kg(本体のみ)。ショルダーストラップを備えているほか、スーパーウーファ部に設けられたハンドルで両手に抱えて持ち運ぶこともできる。

 また、特別モニター販売も実施し、使用時の意見や感想などのアンケートの回答を必須とし、限定500台を入札によるモニター価格で販売する。入札価格は22,500~33,800円で、決定価格および決定価格で応募した500名が当選者となる。モニター販売は同社ホームページで受け付ける。

縦置きも可能単1電池×10本での駆動も可能

(2009年 11月 25日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]