ソニービルで旭山動物園のフルHD 3D映像が視聴可能

-「ハイビジョン旭山動物園」を'10年1月17日まで開催


「ハイビジョン旭山動物園」

期間:12月22日~2010年1月17日

入場無料


 ソニーは、東京・銀座のソニービルで、北海道・旭川の旭山動物園が監修したイベント「旭川市×ソニービル ハイビジョン旭山動物園」を12月22日より開始した。期間は2010年1月17日までで、開園時間は11時から19時。ただし、1月1日は休館日、12月31日、1月2日、1月3日は11時から18時までとなる。入場は無料。

 主な内容として、ソニービル 8F コミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)にて、旭山動物園の動物たちのフルHD 3D映像を120型ディスプレイで視聴可能なイベントを用意。映像は約9分間で、ホッキョクグマやペンギン、ごまふあざらし、レッサーパンダ、オランウータンなど旭山動物園で人気の動物が登場する。

 撮影には業務用カムコーダである「HDC-F950」及びHDスーパーモーションカメラ「HDC-3300」のCineAltaを使用。3D表示は偏光方式を採用し、専用メガネでフルHD 3D映像が視聴可能。動物たちの行動や表情などを迫力ある映像で楽しむことができる。

120型の大型ディスプレイで動物たちのフルHD 3D映像が視聴可能※写真は2D フルHDの映像を撮影
3Dの臨場感ある映像が無料で楽しめる※写真は2D フルHDの映像を撮影

 さらに、ソニービル 1・2Fのショールームでは、動物の生態について飼育担当が解説する旭山動物園で人気のプログラム「もぐもぐタイム」をHD映像で楽しめる「ハイビジョン旭山動物園 体験ツアー」も実施。ショールームの一角には、液晶テレビ「BRAVIA」(52型)を使った、3Dテレビ体験コーナーも設けている。

BRAVIAを使った「3Dテレビ体験コーナー」も実施BRAVIAの画面表示と同期させたアクティブシャッターグラスを掛けて視聴

 屋外イベントスペースでは、北海道から取り寄せた本物の雪と流氷で作った小路を用意。また、動物たちの動きや仕草を氷の彫刻で造り展示する「氷の旭山動物園」も行なう。そのほか、旭山動物園の園長、飼育員を招いた動物についての講演会「旭山動物園出張授業」なども実施する。

屋外イベントスペースでは、氷の彫刻を造って展示するイベントも実施流氷も展示しているJR北海道の札幌と旭川を結ぶ「特急 旭山動物園号」に設置している、2頭のホッキョクグマをデザインした「ハグハグチェア」も展示。実際に座ったり、写真撮影することも可能

■ 名物園長も登場

ソニー企業株式会社の齋藤恵治代表取締役社長

 オープニングイベントでは、ソニー企業株式会社の齋藤恵治代表取締役社長が登壇。同イベントの開催にあたり、「ソニーのハイビジョン技術や3D技術で、旭山動物園の動物たちを東京・銀座で再現することによって、お客様に自然の美しさや大切さ、そして動物たちの生命の育みを少しでも感じて頂きたい」と説明。

 さらに、「このイベントが近い将来、銀座の冬の風物詩になるように発展させていきたい」と意気込みを述べた。ソニーでは開催期間の約1カ月で来場者数約40万人を目標としている。


旭山動物園の坂東園長

 また、旭山動物園の坂東元園長も来賓として登壇。「旭山動物園を通して、動物の素晴らしさを見て頂ける機会ができて光栄。動物のありのままの姿、自然の姿をたくさんの人に見て欲しい」と語った。

 また、坂東園長は3D映像を見た感想として、「映像は“バーチャル”だと思っていたが、どんどん“リアル”になってきた。本当に綺麗な映像で、実際に動物園に足を運ばなくても済みそう」と冗談も飛ばしていた。


銀座のソニービル屋外イベントスペースで開園式を実施。テープカットも行なった齋藤社長や坂東園長のほか、開園式AIR DO キャビンアテンダントの大内香苗さんとホッキョクグマ(着ぐるみ)も参加した

(2009年 12月 22日)

[AV Watch編集部 大類洋輔]