【CES】Shure、ケーブル着脱式の高級カナル型イヤフォン

-「SE535」と「SE425」。携帯電話向けヘッドセットも


SE535

会期:1月7日~1月10日(現地時間)

会場:Las Vegas Convention Center
   Las Vegas Hilton
   The Venetian


Shureのブース

 米ShureはInterntional CESのブースにおいて、カナル型(耳栓型)イヤフォンのハイエンドモデル「SE535」と「SE425」を展示。いずれも2010年半ばに発売する。価格は、トリプルドライバ搭載の「SE535」が550ドル前後、デュアルドライバの「SE425」が350ドル前後の見込み。

 それぞれ、「SE530」、「SE420」の後継モデル。ドライバは従来モデルと同様にバランスド・アーマチュアユニットで、音質の傾向は継承しながらも、より各モデルの特徴を活かしたチューニングを施したという。実機での試聴はできなかったが、「特にSE420からSE425への違いは顕著に感じられる」としている。

 また、ケーブルを着脱式としたことで、イヤフォン本体を長く使えることも特徴。装着方法は、従来モデル同様にケーブルを耳に掛ける方式で、耳掛け部分はユーザーの耳に合わせた形に固定できるようになった。筐体デザインは一新され、SE530の光沢感ある表面に比べSE535はマットな仕上げとなっており、SE425もSE535に近い形状とした。なお、筐体は金属のようにも見えるが「内部は金属で外側はプラスチック」とのこと。

写真下にあるのがSE535。写真上/左側にあるSE420、右側のSE530から形状が変更されていることが分かるSE425内部構造が見えるスケルトン仕様の参考展示も。左がSE425、右がSE535

 そのほか、カナル型イヤフォンにマイクを一体化したヘッドセット「SE115m」も同じく2010年半ばに発売する。価格は150ドル前後の見込み。

 既発売のiPod/iPhone向けモデル「SE115m+」(150ドル前後)と同様に、イヤフォンのケーブル部にマイク内蔵コントローラがついた製品。「For Most Music Phones」として、幅広い音楽対応携帯電話向けと位置付けられている。プラグは3.5mmミニ。なお、SE115とは異なり、コントローラ部にボリュームボタンは備えておらず、通話/終話ボタンのみ使用できる。

 イヤフォン部はSE115m+と同じで、ドライバはダイナミック型。再生周波数帯域は22Hz~17.5kHz。音圧感度は105dB。インピーダンスは16Ω。重量は30g。付属イヤーピースはフォーム/ソフトの2種類で、S/M/Lの3サイズ。キャリングケースも同梱する。

新モデルの「SE115m」既存のiPod/iPhone向け「SE115m+」ブースでは、モニターヘッドフォンの「SRH240」や「SRH440」、「SRH840」、プロDJ用の「SRH750DJ」も試聴できるようになっていた


(2010年 1月 10日)

[AV Watch編集部 中林暁]