ソニー、40型フルHDで実売13万円の「BRAVIA EX500」

-4色/ネットワーク強化のエントリー機「EX300」も


KDL-40EX500

2月25日発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、液晶テレビ「BRAVIA」のスタンダードモデルを一新。リーズナブルな価格と大画面の両立を図った「EX500シリーズ」と、プライベートモデルと位置付ける「EX300シリーズ」の2シリーズを2月25日より発売する。

 ラインナップは「EX500シリーズ」が40型の「KDL-40XE500」の1モデル、「EX300シリーズ」が32型の「KDL-32EX300」、26型の「KDL-26EX300」、22型「KDL-22EX300」の3モデルとなる。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は下表の通り。いずれのモデルもエコポイント対象となる。

品番サイズ解像度カラー店頭予想価格
KDL-40EX50040型1,920×1,080ドットブラック

130,000円前後

KDL-32EX30032型1,366×768ドットブラック
ホワイト
ブラウン
ピンク(22型のみ)

90,000円前後

KDL-26EX30026型

80,000円前後

KDL-22EX30022型

70,000円前後

KDL-32EX300(ブラウン)KDL-26EX300(ブラック)KDL-22EX300(ピンク)

EX500シリーズは1モデルEX300シリーズのラインナップ

利用イメージ

 EX500/300シリーズは、同時発売のLEDバックライト搭載「EX700シリーズ」とともに、BRAVIAのスタンダードモデルと位置付けられている。ともに地上/BS/110度CSデジタルチューナを各1基搭載。地上アナログチューナも備える。

 EX300シリーズは、2009年2月発売のBRAVIA Jシリーズの後継モデルで、新デザインを採用。映像処理回路を「ブラビアエンジン 3(BE3)」(従来はBE2)に強化したほか、アクトビラ ビデオ・フル対応やソニールームリンクのMPEG-4 AVC対応などの機能強化も図った。

 EX500シリーズは、40型の「KDL-40EX500」の1モデル展開。実売13万円前後という戦略的な価格でボリュームゾーンを狙う製品と位置付ける。パネル解像度は1,920×1,080ドットのフルHDで、120Hzの倍速パネルを採用。残像低減技術の「モーションフロー」も搭載している。

 EX300シリーズは、32/26/22型の3モデルをラインナップし、ボディカラーはブラック、ホワイト、ブラウン、ピンク(22型のみ)を用意する。パネル解像度はいずれも1,366×768ドットで、低消費電力パネルを採用。倍速駆動技術の「モーションフロー」には対応しない。


利用イメージ
ブラビアネットチャンネルからYouTube再生も可能

 パネル解像度やカラーバリエーション以外の主な仕様は、EX500/EX300で共通しており、バックライトは通常のCCFL(冷陰極管)を採用している。

 映像処理回路に「ブラビアエンジン3」を搭載し、ノイズの抑制やコントラスト向上などを実現。さらに、自動画質調整機能の「おまかせ画質センサー」を搭載し、昼の日差しや蛍光灯や電球などの環境光や周囲の明るさにあわせて画質を自動調整する。

リモコン

 EX700シリーズと同様に、ネットワーク機能も強化。「ブラビアネットチャンネル」を搭載し、アクトビラ ビデオ・フルや、YouTube、U-NEXTなどのビデオ配信サービスに対応する。いずれも、2010年春以降順次開始予定。携帯電話からの写真やメールをBRAVIAで表示する「ブラビアポストカード」や、好みのウィジェットを追加できる「アプリキャスト」も利用可能となっている。

 ネットワーク機能の強化にあわせ、USB端子に接続し、簡単なセットアップを行なうだけで、EX700を無線LAN対応にするUSB LANアダプタ「UWA-BR100」も2月25日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は8,000円前後の見込み。WPSに対応し、IEEE802.11nにも対応。WPS対応の無線LANルータなどとの組み合わせで簡単にセットアップできるという。

 ソニーのブルーレイレコーダで録画した番組をネットワーク経由で再生できるクライアント機能「ソニールームリンク」も強化し、ソニー製レコーダでMPEG-4 AVCに変換して録画した番組の再生も可能となった。また、BRAVIA側からレコーダへ録画予約することもできる。

 スピーカーにはバーチャルサラウンド機能のS-Forceフロントサラウンドを搭載。いずれもモデルもHDMI×4系統を装備する。HDMIはCEC機能の「ブラビアリンク」に対応。EPGと連動して最適な画質に自動調整可能な「シーンセレクト」機能も搭載する。付属品はIRマルチリモコン(RM-JD018)など。

 

型番

KDL-40EX500

KDL-32EX300

KDL-26EX300

KDL-22EX300

画面サイズ

40型

32型

26型

22型

解像度

1,920×1,080ドット

1,366×768ドット

チューナ

地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ×1

スピーカー出力

10W×2ch

8W×2ch

5W×2ch

入出力端子

HDMI入力×4
D5入力×2
コンポジット入力×2
アナログRGB(D-Sub 15ピン)入力×1
PC音声(ステレオミニ)入力×1
光デジタル出力×1
アナログ音声出力×1
Ethernet×1
USB×1

消費電力
(待機時)

170W
(0.1W)

90W
(0.1W)

69W
(0.1W)

61W
(0.2W)

年間消費電力

125kWh/年

64kWh/年

56kWh/年

47kWh/年

外形寸法(スタンド含む)
(幅×奥行き×高さ)

992×260×636mm

800×220×532mm

672×220×459mm

551×215×402mm

重量(スタンド含む)

16.4kg

11kg

8.8kg

6.6kg



(2010年 1月 20日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]