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ソニー、熱陰極管採用の省エネ液晶テレビ「BRAVIA V5」
−従来比4割の消費電力削減。ベーシック機「J5」も


KDL-40V5

2月20日より順次発売

標準価格:オープンプライス


 ソニーは、テレビとして世界で初めて熱陰極管(HCFL)バックライトを採用し、省エネ性能を向上した液晶テレビ「BRAVIA V5」シリーズを2月20日より発売する。46型の「KDL-46V5」と40型の「KDL-40V5」の2モデルを用意し、価格はともにオープンプライス。店頭予想価格は46型が28万円前後、40型が21万円前後の見込み。

 また、低消費電力パネルを採用した19〜32型の「BRAVIA J5シリーズ」も2月20日より順次発売する。22/26/32型が2月20日に、19型が3月5日に発売し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は32型の「KDL-32J5」が13万円前後、26型の「KDL-26J5」が11万円前後、22型の「KDL-22J5」が9万円前後、19型の「KDL-19J5」が8万円前後の見込み。


■ HCFL管を世界初採用した「BRAVIA V5」

 省エネ性能を高めた液晶テレビ「BRAVIA」のスタンダードモデルで、46型「KDL-46V5」と40型「KDL-40V5」の2モデルをラインナップする。ボディカラーはブラックとホワイトの2色を用意、パネル解像度はともに1,920×1,080ドットのフルHDで、120Hzの倍速駆動技術「モーションフロー」も搭載している。

KDL-46V5(ブラック) KDL-46V5(ホワイト)

テレビ用の細管HCFLを新開発

 特徴は従来モデル比で約40%の消費電力削減を実現するなどの省エネ性能の高さ。省エネ達成率は、46型が225%、40型が218%を達成。年間消費電力量は46型が157kWh/年(従来モデルは213kWh/年)、40型が138kWh/年。

 消費電力削減のための最大のポイントは、テレビ用のバックライトとして世界で初めて、熱陰極管(Hot Cathode Fluorescent Lamp/HCFL)を採用したこと。通常の液晶テレビでは、外径2〜4mm程度と細管の冷陰極管(CCFL)を採用するが、発光効率が低いという問題を抱えていた。

 一方、蛍光灯などで利用されるHCFLは、発光効率や光量が高いが、外径が通常15〜20mmと太く、小型/薄型化が難しいため、テレビ製品には利用されていなかった。今回ソニーは2重らせん構造のフィラメントを採用するなどで、外径約4mmと細径のHCFLを実現。細管化とともに、多光量、低消費電力、高発光効率を可能とし、従来のCCFL管搭載テレビと比較し、約40%の消費電力削減を果たしたという。


新開発のHCFLバックライトを導入し、低消費電力化を実現 KDL-46V5

人感センサーを搭載し、消費電力を低減。4種類の移行時間を選択できる

 バックライトの改善だけでなく、人がいないと認識した際に自動的に消画状態に入り消費電力を抑える「人感センサー」を搭載。消画モード時は通常視聴時に比べ、約50%の消費電力削減が可能という。消画への移行時間は、5/30/60分と7秒から選択できる。

 さらに、本体右脇に「省エネスイッチ」を装備。スタンバイ時には0.12W、電源OFFでACプラグを挿した状態では約0.06Wの待機電力が必要となるが、省エネスイッチで電源を切れば、ACプラグを抜くことなく、ほぼ0Wまで待機電力を削減できるとする。消費電力は46型が153W、40型が129W。

 ソニーでは、V5シリーズを導入することで、電気料金を削減可能な点をアピールしていく。例えば8年前の36型ブラウン管テレビ「KD-36HD700」(年間消費電力量356kWh/年)とKDL-40V5を比較すると、年間電気代として約4,796円節約できる。2011年までと考えると、約12,000円の削減ができるため、早期の買い替えを促すためにも、こうしたエコ性能を積極的にアピールしていくという。

 映像エンジンは「ブラビアエンジン2」を搭載。地上/BS/110度CSデジタルチューナを各1系統装備するほか、入力端子としてHDMI×3、D5×1、S映像×1、コンポジット×2、アナログRGB(D-Sub15ピン)などを装備。光デジタル音声出力や、デジタル放送出力、ヘッドフォン出力も備えている。

 スタンドを含む外径寸法/重量は46型が112×33×77.2cm(幅×奥行き×高さ)/26.3kg、40型が98.7×30.3×68.6cm(同)/20.2kg。2.4GHz帯の無線通信を採用した「おき楽リモコン」を同梱する。


■ BRAVIA J5

32型のKDL-32J5

 19/22/26/32型の4サイズを用意し、それぞれにクリスタルブラック、アンバーブラウン、サファイアブルー、セラミックホワイトの4色のカラーバリエーションをラインナップする。

 2008年7月に発売した32型液晶テレビの省エネモデル「KDL-32JE1」で培った技術などを導入し、32型の新モデル「KDL-32J5」ではJE1を上回る省エネ性能を達成。省エネ達成率と年間消費電力量は、32型が263%、76kWh/年、26型が221%、70kWh/年、22型が223%、56kWh/年、19型が257%、40kWh/年。

 パネル解像度はいずれも1,366×768ドット。32/26型では、高発光効率のCCFL管や、透過率の高い新光学シートの導入により、従来モデルと同等の輝度を維持しながら大幅な低消費電力化を実現したという「エコパネル」を採用している。明るさセンサーや、無操作電源オフなどの機能も搭載している。


KDL-32J5 KDL-32J5(左)と従来モデル(右)の消費電力比較 32/26型ではエコパネルを採用

22型のKDL-22J5 19、22、26型もラインナップ

 コントラスト比は、32/26型が3,000:1、22型が800:1、19型が1,000:1。映像エンジンは「ブラビアエンジン 2」を搭載する。

 J5シリーズ全モデルで地上/BS/110度CSデジタルチューナ×1と、地上アナログチューナ×1を装備。入力端子はHDMI×2、D5×1、S映像×1、コンポジット×2、アナログRGB(D-Sub 15ピン)×1など。出力端子は光デジタル×1、デジタル放送出力×1、ヘッドフォンなど。Ethernetも装備しており、ウィジェットによるインターネット情報表示機能「アプリキャスト」にも対応する。

 スピーカー出力は、32型が10W×2ch、26型が8W×2ch、22/19型が5W×2ch。消費電力は32型が84W、26型が70W、22型が56W、19型が39W。スタンドを含む外径寸法/重量は、32型が80.7×22.2×55.7cm(幅×奥行き×高さ)/12.7kg、26型が67.9×22.2×48.5cm(同)/9.6kg、22型が55.8×21.5×41.7cm(同)/6.9kg、19型が48.7×21.5×37.5cm(同)/6.2kg。

□ソニーのホームページ
http://www.sony.co.jp/
□ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200901/09-006/index.html
□ニュースリリース(BRAVIA V5)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200901/09-0119/
□ニュースリリース(BRAVIA J5)
http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/200901/09-0119B/
□BRAVIAのホームページ
http://www.sony.jp/bravia/
□関連記事
【2008年7月3日】「ぶっちぎり省エネ」。ソニーにBRAVIA JE1の秘密を聞く
−リサイクル10年の歴史と、この先のテレビ
http://av.watch.impress.co.jp/docs/20080703/sony.htm

( 2009年1月19日 )

[AV Watch編集部/usuda@impress.co.jp]


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