ティアック、96kHz対応新PCMレコーダなどをNAMMに出展
-発売日/価格未定。USBオーディオI/Fも
ティアックは、TASCAMブランドの新製品として、1月14日から17日に米カリフォルニアで開催された「The NAMM Show 2010」において、96kHz対応のリニアPCMレコーダ「DR-2d」や「DR-08」、USBオーディオインターフェイス「US-800」などを発表した。発売日や価格はいずれも未定となっている。
■ リニアPCMレコーダ
「DR-2d」は高品位ステレオコンデンサーマイクを内蔵したリニアPCMレコーダ。カラーはブラックとホワイト(W)の2色を用意する。サンプリング周波数は96kHzに対応。
特徴として、ライブ演奏やフィールドでのダイナミックレンジの広い録音に対応する「デュアルレコーディング機能」を搭載。設定した録音レベルによるレコーディングと、安全のために少し低めに設定した録音レベルでのレコーディングを同時に行なうことができる。
そのほか、再生速度可変機能である「V.S.A.」やオーバーダビング、デジタルエフェクタなどの機能を搭載。ワイヤレスリモコンが付属し、離れた場所からの操作ができる。
「DR-08」。左ブラック、右ホワイト(W) |
「DR-08」は縦長筐体を採用した小型でスリムなリニアPCMレコーダ。高品位ステレオマイクを内蔵し、サンプリング周波数96kHzに対応。音楽演奏の録音や会議、インタビューの録音など様々な用途に使用できる。カラーはブラックとホワイト(W)の2色を用意する。
特徴として、マイク部に「マイクアングル調節機構」を搭載。レコーディング状況に応じて最適な録音が可能という。電源は単4電池で駆動。またUSBバスパワーにも対応しており、PCと接続して議事録起こしなどに利用することもできる。
■ USBオーディオI/Fなど
「US-800」は24bit/192kHzに対応した、8入力/4出力装備のUSBオーディオインターフェイス。6系統のマイクプリアンプを搭載。ファントム電源にも対応しており、コンデンサーマイクを使ったレコーディングが可能。軽量コンパクトなボディで、デスクトップ、モバイル問わず、快適なPCレコーディング環境を提供するとしている。
「DR-680」はマルチマイク収録やサラウンド収録に最適という、合計8チャンネルの24bit/96kHz録音が可能なポータブルMTR。6チャンネルのマイクプリアンプやモニターミックス機能を搭載。6マイク入力およびステレオモニターミックス、または6マイク入力およびステレオデジタル入力での録音に対応する。また、24bit/192kHzのステレオ録音も可能。電源は単3電池を使用する。
そのほか、デジタルミキサー(DM-3200/4800)用のインターフェイスカード「IF-AV/DM」、「IF-CB/DM」の2種類も発売する。
「US-800」 | 「DR-680」 |
(2010年 1月 20日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]