富士フイルム、LEDバックライト搭載フォトフレーム
-動画/音楽再生対応の2製品。10.2型で実売4万円
富士フイルムは、LEDバックライト液晶を搭載した、動画/音楽再生対応のデジタルフォトフレーム2モデルを3月13日より発売する。
価格はともにオープンプライスで、店頭予想価格は10.2型モデルの「DP-1020SH」が40,000円前後、8.5型モデルの「DP-850SH」が28,000円前後の見込み。カラーはDP-1020SHがブラック1色、DP-850SHがブラックとホワイトの2色を用意する。
DP-1020SHは10.2型/1,024×600ドット液晶、DP-850SHは8.5型/800×480ドット液晶パネルを搭載したデジタルフォトフレーム。ともにLEDバックライト液晶を採用し、冷陰極管と比べ、消費電力を約1/2に低減したことが特徴。なお、パネルはシャープ製で、10.2型にはシャープ独自の「新モード液晶」を、8.5型にはASV液晶を使用する。表面にアンチグレア処理を施し、光の映り込みによる見えにくさも抑えている。
「DP-850SH」 |
2モデルとも、輝度は約350cd/m2、視野角は上下176度/左右176度。コントラスト比はDP-1020SHがデジタルフォトフレームとして初めてという、従来比2倍となる約2,000:1を実現。DP-850SHは約1,000:1。
ともに2GBメモリを内蔵し、静止画のほか、動画や音楽再生が可能。SD/SDHC、メモリースティック、MMC、CF、xDなどのメモリカードにも対応する。再生対応フォーマットは動画がMotion JPEG(AVI)、MPEG-4 SP、音楽がWAV(リニアPCM)、MP3、静止画がJPEG。本体にステレオスピーカーを搭載する。
BGM付きスライドショーや、カレンダー表示機能、時計表示機能を搭載。周囲の明るさに合わせて輝度を自動調整し、一定照度以下になると約3分後に自動電源OFFになる「明るさセンサー」機能や、内蔵センサーにより縦/横置きを認識し、自動で画像を回転する縦横判別機能も備える。
そのほか、設定した日時に指定した画像をスライドショー再生する「記念日お知らせ機能」、フォルダごとのインデックス表示やスライドショー再生を可能にする「フォルダ絞込み機能」、電源を入れた後にお気に入りの画像1枚を常に表示する「お気に入り画面登録機能」なども利用できる。
データ転送用にUSB端子も搭載。対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7。またIrSimple/IrSSに対応し、対応デジタルカメラや携帯電話からの画像データをデジタルフォトフレーム本体に赤外線送信可能。
最大消費電力はDP-1020SHが約9.5W、DP-850SHが約8.5W。待機時はともに約1.7W。外形寸法と重量はDP-1020SHが約300×24.5×206mm(幅×奥行き×高さ)/約835g(スタンド含む)、DP-850SHが約262×24.5×187mm(同)/約740g(同)。リモコンなどが付属する。
(2010年 2月 2日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]