シャープ、2009年度第3四半期決算を発表
-営業利益は210億円。テレビ販売台数は304万台
2月3日発表
シャープは3日、2009年度第3四半期決算を発表した。第3四半期の売上高はほぼ前年並みの7,353億円、営業利益は同368億円増加の210億円と黒字転換。当期純利益は749億円増加の91億円となった。
セグメント別の業績では、エレクトロニクス機器の売上高が5,141億円(前年同期比102.1%)、営業利益が前年同期比325億円増の140億円。そのうち、AV・通信機器の売上高は3,810億円、営業利益が前年同期比268億円増の49億円。Blu-ray Discレコーダの販売が伸びたものの、海外向けの液晶テレビなどが減少した。
液晶テレビは、第3四半期実績で前年同期比105.3%の304万台。金額では同97.6%の1,999億円で、金額ベースではやや落ち込んでいる。第3四半期までの累計では前年比3%減の744万台、金額では13.2%減の5,061億円となった。年間の台数予測1,000万台に変更はない。
エレクトロニクス機器部門では、健康・環境機器の売上高が前年同期比137%の675億円、営業利益が前年同期比62億円増の67億円。情報機器は売上高が前年比93.9%の655億円、営業利益が同4億円減の22億円。
電子部品部門では、売上高が前年同期比97.7%の3,449億円、営業利益が29億円増の44億円。うち液晶は売上高が同94.5%の2,102億円、営業利益が同44億円減の10億円、太陽電池が売上高同112.2%の577億円、営業利益が50億円増の14億円。
2009年度累計では、売上高が前年比11.9%減の2兆240億円、営業利益225億円、純利益マイナス85億円。通期の連結業績見通しは、売上高2兆7,500億円、営業利益500億円、純利益30億円としている。
(2010年 2月 3日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]