J:COM、VODによる3Dコンテンツ配信を4月スタート

-日本初のTV向け商用サービス。パナソニックと協力


2月10日発表


 ジュピターテレコムはCATVサービス「J:COM TVデジタル」で展開中のVODサービス「J:COM オン デマンド」において、4月からHD画質の3Dコンテンツの配信を開始する。テレビ向けのHD画質の3D映像配信商用サービスは日本初としている。

 J:COMは、既存のVOD配信ネットワークを、国内電機メーカー大手各社が今年発売予定の3Dテレビに対応させる予定。3Dコンテンツ用のストレージサーバーなど配信システムを構築することで、いち早く3Dサービスを提供できるという。

 3D方式はサイドバイサイドを採用予定。ユーザーは3DテレビとSTBを接続し、専用メガネを利用することで、家庭内でHD画質の3D映像を視聴できる。なお、STBについては既存のJ:COM TVデジタル加入者向けに提供しているものが、3Dにも対応可能という。

 4月に開始するサービスでは、J:COMが出資、運営しているグループ傘下の専門チャンネルを中心に、映画やスポーツ、紀行番組などを国内外から調達予定。価格については、2Dとの価格差をつけるかなども含めて「検討中」としている。

 また、サービス開始に合わせて、エリア内のジェイコムショップに「3Dコンテンツ体感コーナー」を設置し、パナソニックの最新3Dテレビを設置し、多くの人に3Dを視聴できる機会を提供。今後、パナソニックとプロモーション展開やコンテンツ分野において積極的に協力。CATVの先進性を活かした新しい映像体験を提供していくという。


(2010年 2月 10日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]