キヤノン、「5D Mark II」の1080/24p対応ファーム公開

-録音レベル手動調整機能追加や、48kHz対応も


3月15日公開


EOS 5D Mark II(EF24-105mm F4L IS USM装着時)

 キヤノンは2日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」をフルHD/24p撮影対応とする新ファームウェアを3月15日に公開した。

 新ファームウェアのVersion 2.0.3では動画撮影機能を強化し、フルHD撮影時のフレームレートに24fps(23.976fps)と25fps(25.0fps)を追加。現在の30fpsも29.97fpsに変更される。追加、変更されたフレームレートは下記の通り。

 


    【NTSC】
  • 1,920×1,080ドット 30fps(29.97fpsに変更)
  • 1,920×1,080ドット 24fps(23.976fps追加)
  • 640×480ドット 30fps(29.97fpsに変更)

 


    【PAL】
  • 1,920×1,080ドット 25fps(25.0fps追加)
  • 1,920×1,080ドット 24fps(23.976fps追加)
  • 640×480ドット 25fps(25.0fps追加)

 そのほかにも録音レベルの手動調整機能などの機能追加、不具合修正などが行なわれている。

 


  • 録音レベル手動調整機能を追加(64段階)
  • 動画マニュアル露出撮影時にヒストグラム表示(輝度または RGB)を追加
  • 動画撮影の露出モードにシャッター速度優先AE(Tv)モード、絞り優先AE(Av)モードを追加
  • 音声のサンプリング周波数を変更(44.1KHz→48KHz)
  • センサークリーニングの「手作業でクリーニング」を行なった後にレンズとの通信が正常に行なえないことがある現象を修正

(2010年 3月 16日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]