富士フイルム、フジノンを7月に統合。光学デバイス強化へ


3月26日発表


 富士フイルムは、26日に開催した取締役会において、100%子会社であるフジノンを7月1日付けで統合することを決定した。研究開発や生産の効率化を進め、事業の強化を図る。

 フジノンは1944年に富士写真光機株式会社として発足し、テレビカメラ用レンズを始めとする光学デバイス分野の製品を展開。2006年10月に富士フイルムの100%子会社となっていた。

 今回の統合により、フジノンの光学技術と富士フイルムの撮像/生産/有機合成技術などの融合を進め、光学デバイス事業の拡大を目指す。また、富士フイルムの事業企画/研究開発機能とフジノンの開発/製造/販売機能を一体化し、海外の販売子会社の統合も進める。

 併せて、フジノンの100%子会社であるフジノン水戸株式会社とフジノン佐野株式会社の2社を1社に統合。生産機能のさらなる効率化を図る。



(2010年 3月 26日)

[AV Watch編集部 中林暁]