ソニー、ウォークマン用コンポとスピーカー計3機種

-16GBメモリ/DLNAの高機能型からシンプル型まで


NAS-V7Mのシルバーモデル

4月24日より順次発売

標準価格:オープンプライス

 ソニーは、ウォークマン用ドックコンポ2機種と、ドックスピーカー1機種の計3機種を発売する。価格は全てオープンプライス。発売日と店頭予想価格は、ドックコンポが6月26日で、16GBメモリを内蔵した「NAS-V7M」が5万円前後、メモリ非搭載の「NAS-V5」が4万円前後。ドックスピーカーの「RDP-NW1」は4月24日発売で、13,000円前後。

 カラーリングは「NAS-V7M」がシルバー(S)とゴールド(N)。「NAS-V5」がブラック(B)とピンク(P)を用意。「RDP-NW1」はブラック(B)とホワイト(W)をラインナップする。


■ ドックコンポ

 天面にウォークマンやUSBメモリを搭載でき、内部の楽曲を再生できるドックコンポ。天面にウォークマン用のドックを装備するほか、CDプレーヤーも内蔵しており、CDからウォークマンへの2倍速録音も可能。録音形式はMP3(128/256kbps)。AM/FMラジオも備え、ラジオのウォークマン録音にも対応する。タイマー録音も可能。PCを使わずにCDからウォークマンへの転送ができるのが特徴で、ネットワークプレーヤー機能も備えている。

 16GBメモリを内蔵した「NAS-V7M」は、内蔵メモリへの楽曲録音・蓄積が可能。CDからのリッピングだけでなく、DLNA経由でPCなどから楽曲転送したり、付属ソフト「簡単音楽転送-USBメモリ」を用いて、PC内楽曲を転送する事もできる。本体内に約34万アルバムのデータベースを内蔵し、ネット接続していなくてもCDリッピング時の楽曲情報付与が可能。蓄積した楽曲はウォークマンへ40倍速で転送できる(128kbpsの楽曲時)。

 「NAS-V7M」と「NAS-V5」の違いは内蔵メモリの有無のみで、CDからウォークマン録音時の楽曲情報付与は、内蔵メモリの無い「V5」でもネット経由で行なえる。

 

NAS-V7MのゴールドモデルNAS-V5はピンクとブラックを用意する

 両モデルとも、IEEE 802.11b/gの無線LANとEthernet端子を備え、インターネットラジオの受信に対応。「vTuner」と「SHOUTcast」のサービスを利用し、世界中のネットラジオを受信できる。対応サービスは順次追加予定。お気に入りのネットラジオ局をプリセット登録する事も可能。

 DLNAにも対応しており、PCや同社のネットワークコンポ「ネットジューク」に蓄積した楽曲を、ネットワーク経由で再生可能。なお、DLNAのデジタルメディアレンダラー(DMR)に対応しない。

 外形寸法425×194×214mm(幅×奥行×高さ)のコンパクトボディに、CD、スピーカー、ラジオ、アンプ、ネットワークプレーヤー機能を内蔵した一体型筐体。前面は音に広がりを出すためのラウンドフォルムで、背面にはネジリ形状を採用した美しいデザインになっている。重量は約3.6kg。

 

V7Mの天面。ウォークマンを乗せたところウォークマン用ドックの横にはUSB端子も備えている背面にはネジリ形状を採用した

 

付属のリモコン

 スピーカーユニットは65mm径でステレオ。傾斜角18度で上向きに配置しており、床置やデスク設置でも音が下に反射せず、明瞭なサウンドが実現できるという。

 信号処理回路には32bit DSPを使用。増幅にはデジタルアンプを使っており、最大出力は7.5W×2ch。また、ウォークマンからの音楽データ伝送はデジタルで行なっており、クリアな再生ができるという。対応ウォークマンはX/A/S/Eシリーズ。

 ウォークマン用ドックの隣にUSB端子を備え、USBメモリ内の楽曲再生も可能。外部入力端子も備えている。また、リモコンも付属する。


 

背面外部入力端子も備えている

■ ドックスピーカー

 5cm径のフルレンジステレオスピーカーを内蔵した一体型のウォークマン用ドックスピーカー。前面にウォークマンを設置。ウォークマンの再生音をスピーカーから出力でき、同時にウォークマンの充電も可能。背面のダイヤルを回すと、設置したウォークマンの背面を支えるパーツが迫り出し、ウォークマンのサイズに合わせた微調整が可能。

 

RDP-NW1カラーはブラックとホワイトを用意ウォークマンを乗せたところ

ウォークマンの背中を支える突起は、背面のダイヤルを回すと調整できる

 エンクロージャはバスレフで、アンプの最大出力は3W×2ch。FM/AMチューナも備えており、FM10局、AM5局のプリセットが可能。天面にダイレクトの呼び出しキーも備えている。

 

天面。スヌーズ用ボタンやラジオ用プリセット呼び出しキーなどを備えている
 前面に大型ディスプレイを備え、時計表示も可能で、目覚まし時計機能も装備。タイマー再生時のソースをウォークマン、ラジオ、ブザーから選べ、毎日、月~金、土日のみと、利用シーンに合わせたタイマー再生も設定できる。天面にはスヌーズ用ボタンも装備。スリープ機能や、バックライト調光機能も備えている。

 背面にはステレオミニの外部入力も備え、ウォークマン以外の機器とも接続可能。音質面ではバスブーストとサラウンド再生を組み合わせた「MEGA Xpand」機能が使用でき、コンパクト筐体ながら広がりのある再生音を実現している。外形寸法は300×130×139mm(幅×奥行×高さ)。重量は約1.8kg。



(2010年 4月 8日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]