無線LAN SDカードEye-FiにAVCHD動画対応のX2カード
-エンドレスモード対応。上位機はRAWやジオタグも
アイファイジャパンは、デジタルカメラやビデオカメラなどで撮影した動画/静止画のアップロードが可能な無線LAN搭載SDカード「Eye-Fi」の最新版となる「Eye-Fi X2カード」3モデルを5月20日より順次発売する。
新たにAVCHDやソニー製カメラの動画のアップロードに対応。さらにデータリード/ライト速度もClass6に高速化したほか、IEEE 802.11に対応し無線伝送速度の高速化を図っている。容量4GBのEye-Fi Connect X2のほか、8GBでジオタグ機能に対応したExplore X2、RAWやアドホック接続に対応したPro X2の3モデルを用意する。
名称 | Eye-Fi Connect X2 | Eye-Fi Explore X2 | Eye-Fi Pro X2 |
メモリ容量 | 4GB | 8GB | 8GB |
転送ファイル形式 | JPEG、動画 | JPEG、動画 | JPEG、動画、RAW |
対応動画形式 | .mpg、.mov、.flv、.wmv、.avi、mp4、AVCHD、.mpo(Proのみ) | ||
ジオタグ | - | ○ | ○ |
オープンネット ワークへ自動接続 | - | ○ | |
アドホック ネットワーク接続 | - | ○ | |
無線LAN | IEEE 802.11n | ||
店頭予想価格 | 6,980円 | 9,980円 | 15,800円 |
Eye-Fi Connect X2 | Eye-Fi Explore X2 | Eye-Fi Pro X2 |
SD/SDHC対応デジタルビデオカメラやデジタルカメラで撮影した静止画/動画を、カメラに収めたままの状態で無線LAN経由で、パソコンや、flickr、Picasa、Youtubeなどのオンライン静止画/動画サービスにアップロードできるカード。
パソコンの対応OSはWindows XP/Vista/7とMac OS X 10.4以降。専用ソフトウェアの「Eye-Fi Center」によりアップロード先サービスの指定などが可能となる。
従来モデルから、カードや無線伝送速度を高速化したほか、新たに「エンドレスモード」を搭載。このモードをオンにすることで、指定した保存容量を超えた場合に、動画ファイルを古いものから順次自動削除する。古いファイルであってもアップロードされていない場合は、削除しないという。
また、AVCHDやソニー製カメラの動画アップロードに対応した点も大きな特徴。今まで非対応だったカメラとの互換性向上も図っている。
Explore X2とPro X2では、ジオタグに対応。無線LANの情報を元に、写真を撮影した場所を特定し、写真のExif情報やオンラインサービス上のタグとして位置情報を付与する。
また、Explore/Pro X2ではオープンネットワーク接続に対応。従来はWebブラウザでの認証が必要な公衆無線LANから、アップロードができなかったが、Eplorer/Pro X2では、公衆無線LANアカウントをあらかじめカードに登録しておくことで、Webブラウザ上での認証が必要なネットワークにも接続し、アップロードが可能となる。
さらに、最上位モデルのPro Xでは、無線LANルータがない場所でも直接ノートパソコンなど無線LAN接続して画像を転送できるアドホック機能を搭載。さらに、RAW画像の伝送にも対応するほか、3Dカメラなどに利用される.mpoファイル転送にも対応する。
(2010年 5月 12日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]