コロムビアの社名が再び「日本コロムビア株式会社」に

-100周年で「原点に立ち返る」。コンテンツ事業強化


コロムビアの新しいロゴマーク

5月12日発表


 コロムビアミュージックエンタテインメントは、創業100周年を迎える10月1日より、社名をかつての「日本コロムビア株式会社」(Nippon Columbia Co., Ltd.)に変更すると発表した。

 同社は1910年に、株式会社日本蓄音器商会として発足し、1946年に社名を日本コロムビア株式会社へと変更。その後2002年の変更で、現在のコロムビアミュージックエンタテインメント株式会社となっていた。

 変更の理由として同社は、「10月1日に創立100周年を迎えることを機に、次の100年に向け、音楽制作の原点に立ち返る」と説明している。なお、ロゴマークも新しいものに変更される。

 今回の商号変更に伴い、定款も一部変更を行なう。事業目的の項目では、従来の「音楽、映像配信事業及び放送事業」から、「音楽、映像、ゲーム用ソフトウエア等の配信事業及び放送事業」に変更したほか、新たに、「キャラクターの企画、開発及びデザインの賃貸」と、「キャラクター商品の企画、開発及び販売」、「楽譜、書籍等の出版業」が加えられた。

 既報の通り同社は1月に動画/音楽配信サービスの開発などを行なうフェイスグループ傘下に入っており、「マルチコンテンツ&マルチプラットフォーム戦略を加速し、新たなコンテンツ流通のしくみ作りを推進する」としていた。

 なお、同社は100周年記念サイトも立ち上げ、記念作品や、配信情報、プレゼント情報などの提供を行なっている。


(2010年 5月 13日)

[AV Watch編集部 中林暁]