デノン、DALI製スピーカー「IKON」後継モデル「MK2」
-低域能力を向上、音抜けを改善。前面バッフルも新設計
デノン コンシューマー マーケティングは、同社が扱うデンマークDALI製スピーカーの新モデルとして、「IKON MK2シリーズ」を6月下旬に発売する。価格やカラーは下表の通り。
種類 | 型番 | カラー | 価格 |
フロア型 | IKON7 MK2 | ライトウォールナット ブラックアッシュ(BK) | 168,000円(1本) |
IKON6 MK2 | ライトウォールナット ブラックアッシュ(BK) | 136,500円(1本) | |
ブックシェルフ型 | IKON2 MK2 | ライトウォールナット ブラックアッシュ(BK) | 136,500円(ペア) |
センター | IKON VOKAL2 MK2 | ライトウォールナット ブラックアッシュ(BK) | 84,000円(1本) |
それぞれ、IKON7、IKON6、IKON2、IKON VOCAL2の後継モデル。従来モデルの性能をブラッシュアップし、ウーファ部や、フロントバッフル部の改善などで高音質化を追求。指向性や音像定位を向上させたほか、低重心で重厚なサウンドを実現したという。ハイエンドモデルにも採用されたソフトドーム + リボンのハイブリッドツイータは継承している。
ウーファで新たに採用したウッドファイバーコーンは、軽量ながら高剛性を実現。低域の再生能力を高めたという。また、コーン背面の開口部を17%拡大し、音抜けを改善した。
ツイータの振動板は、極薄のカプトン(ポリイミドフィルム)を採用した17×45mmの平板リボンユニットと、特殊コーティングにより高域のピークを抑制した28mmシルクドームユニットを組み合わせた「ハイブリッドツイーターモジュール」。リボンツイータとシルクドームツイータの利点を最大限に引き出し、ハイレベルな指向性と最高域特性を獲得したという。
エンクロージャは、内部ブレーシング構造により強化され、振動や共振を抑制。2枚のフロントバッフルを接合することで、外部からの振動なども排除し、各ユニットの性能を最大限に引き出すとしている。また、内側/外側バッフルそれぞれに機械加工を施し、スムーズな空気の流れを追求、ユニット背面からの音抜けを改善した。
フロア型IKON6 MK2 | ブックシェルフ型IKON2 MK2 | センターのIKON VOKAL2 |
型番 | IKON7 MK2 | IKON6 MK2 | IKON2 MK2 | IKON VOKAL2 MK2 |
種類 | フロア型 | ブックシェルフ型 | センター | |
ウーファ | 165mm径コーン×3 | 165mmコーン×2 | 165mmコーン | 130mmコーン×2 |
ミッドレンジ | (ウーファと一部併用) | - | - | - |
ツイータ | 28mm径ソフトドーム + 17×45mmリボン | 28mmソフトドーム + 17×45mmリボン | 28mmソフトドーム + 17×45mmリボン | 28mmソフトドーム + 17×45mmリボン |
再生周波数帯域 | 40Hz~30kHz | 39Hz~30kHz | 41Hz~30kHz | 47Hz~30kHz |
クロスオーバー周波数 | 700Hz/2.5kHz/14kHz | 700Hz/2.6kHz/14kHz | 2.5kHz/14kHz | 3.2kHz/14kHz |
入力感度(2.83V@1m) | 90.5dB | 89dB | 86.5dB | 90dB |
インピーダンス | 6Ω | |||
推奨アンプ出力 | 25~200W | 25~180W | 30~150W | 25~150W |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 200×365×1,140mm | 190×355×1,000mm | 190×322×440mm | 570×260×150mm |
重量 | 21.5kg | 17.8kg | 8.4kg | 7.7kg |
(2010年 5月 21日)
[AV Watch編集部 中林暁]