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「ブレイクブレイド」劇場公開。BD/DVDは7月から

−舞台挨拶で声優陣が見所紹介。シギュンも登場


左からホズル役の中村悠一さん、ライガット役の保志総一朗さん、シギュン役の斎藤千和さん、ゼス役の神谷浩史さん

5月29日公開開始

 全6部作で展開される、注目の劇場版アニメ「ブレイクブレイド」。その第1作が5月29日に公開された。初日にはシネマサンシャイン池袋にて舞台挨拶が開催され、声優陣が作品の見所を語った。

ブレイク ブレイド 第一章 覚醒ノ刻 BD 初回版
(c)吉永裕ノ介・フレックスコミックス/「ブレイク ブレイド」製作委員会
劇場版 ブレイク ブレイド 第二章 訣別ノ路 BD 初回版
(c)吉永裕ノ介・フレックスコミックス/「ブレイク ブレイド」製作委員会
 このアニメは、Yahoo! コミックの「FlexComix ブラッド」にて連載中、吉永裕ノ介によるコミックを原作とした劇場用作品。異世界を舞台にしたスペクタクル戦記で、魅力的なキャラクター達が織りなす人間ドラマと、重厚なメカアクションが見所となっている。

 既報の通り第1章のBD/DVD化が既に発表されており、7月23日にBD(BCXA-0204)が6,300円、DVD(BCBA-3838)が5,250円でリリース。初回版にはサントラCDなどの豪華特典が付属している。また、第2章が早くも6月26日に公開。こちらも既報の通り、8月27日にBD/DVD発売が決定。劇場公開とBD/DVDリリースが、短い間隔で次々と展開するスケジュールとなっている。

 舞台は地中から化石燃料が採れない世界・クルゾン大陸。そこに住む人々が物を動かす動力源として選んだのは、人の手に宿る『力』。地中から採れる『石英』に、強弱はあるものの誰もが“命令”を与えることができる力、人々はそれを『魔力』と呼んでいた。

 そんな世において希少な“魔力を持たない存在”のライガットは、学友であり国王でもあるホズルに召喚され王都に赴くが、そこで驚愕の事実を知ることになる。かつて共に学び、堅い友情で結ばれていたライガット、シギュン、ホズル、ゼス。戦乱の渦は容赦なく、彼ら4人を飲み込んでいく。そして戦いの中でライガットは、何故か自分にしか動かせない古代巨兵(アンダー・ゴゥレム)、デルフィングという巨大な力を手に入れる……。

 総監督は「マクロス 7」などのアミノテツロ、監督は「蒼穹のファフナー」の羽原信義、脚本は「戦闘妖精 雪風」の十川誠志、メカニックデザインは「ガンダム00」などの柳瀬敬之、制作はProduction I.G、XEBECと、豪華なスタッフ&スタジオが参加。魔動巨兵“ゴゥレム”の作画は、メカニックディレクターの松村拓哉、前田明寿、重田智、伊藤浩二らの手描きによる迫力のアクションが展開する。



■ 声優陣が見所を紹介

 初日の舞台挨拶に登場したのは、ライガット役の保志総一朗さん、シギュン役の斎藤千和さん、ホズル役の中村悠一さん、ゼス役の神谷浩史さん。

 保志さんは作品の見所について「劇場版ならではの絵の美しさ、キャラクターの美しさ」と紹介。「美形のキャラクターが多い中で、僕が演じるライガットだけ飄々としたキャラクターですが、よく見ると美形です(笑)。後の見所は、奥行きのある背景、メカアクション、音楽、音……」と次々と列挙。共演者から「全部じゃん!!」と突っ込まれ、場内は爆笑。

 斎藤千和さんが演じるのは、クリシュナ王国の王妃(ホズルの妻)でありながら、研究第一の優秀な魔動技術者でもあシギュン。役どころについて斎藤さんは「とらえどころのない人で、皆ちょっと不思議な感じがすると思います。でも、これからどんどん彼女がどういうキャラクターなのか、明かされていくので楽しみにしてください」と紹介。

ライガット・アロー。100万人に1人と言われる魔力を全く持たない存在「能なし」。アンダー・ゴゥレム「デルフィング」搭乗士 ホズル。クリシュナ王国の国王。王らしからぬ人柄の良さで国民の信頼も厚い シギュン・エルステル。クリシュナ王国の王妃。ホズルの妻。魔動技術士としても超一流 ゼス。最新型軽量ゴゥレム「エルテーミス」で編成されたアテネス連邦軍の強襲部隊「ワルキウレス部隊」の隊長

バルド将軍。クリシュナ王国の双璧と称えられる将軍の一人

クレオ。アテネス連邦軍の強襲部隊「ワルキウレス部隊」の隊員。12歳
(c)吉永裕ノ介・フレックスコミックス/「ブレイク ブレイド」製作委員会

 そんなシギュンの夫であり、クリシュナ王国の国王・ホズルを演じる中村さんは、舞台挨拶が夜という事もあり、「男性向けの見所を(笑)」と切り出し、「魅力的な女性キャラクターが多く出てきますが、所々で『このカットいるの?』、『そこはどうなってんだい!!』という気になるシーンがあります(笑)。ちょっと揺れるとか(笑)、シギュンのちょっとだけ誘惑的なポーズとか、とにかく男性の皆さんはそれ見逃さずに、胸に焼き付けてください」とユーモアたっぷりに語り、喝采を浴びた。

 ライガットやホズル、シギュンと旧友でありながら、刃を交える事になってしまうアテネス連邦軍「ワルキウレス部隊」の隊長・ゼスを演じるのは神谷浩史さん。神谷さんは見所について「石油や存在せず、火薬や鉄も使われていない架空の世界の物語なのですが、その雰囲気を表している音作りにも注目してください」と、映像以外の“聴き所”も紹介した。

デルフィングを操れる事から、戦乱に巻き込まれるライガット ライガットを呼び寄せる国王ホズル。ゼスとの戦闘は避けたいと考えているが…… 旧友の国に攻め入るゼス。その胸中は……
(c)吉永裕ノ介・フレックスコミックス/「ブレイク ブレイド」製作委員会

 斎藤さんは最後に「大きなスクリーンで、凄い迫力で楽しめるのは贅沢な時間です。それを楽しみに皆さんがこうして来ていただいて心から感謝しています。来て頂いた労力に見合う作品ですので、最後まで見つめてください」と観客にお礼。

 保志さんは「劇場とともに、BD/DVDも怒涛のごとく、休ませないぞというスケジュールで登場します。今後も第2章から6章まで、ついてきてくれると嬉しいです」と語り、大歓声とともに舞台挨拶は幕を閉じた。

ゴゥレムによるバトルシーンが見所 プレスガンなど、独特の設定の武器も登場する ライガットとの再会を喜ぶシギュンだが、胸中には複雑なものがあるようで……
(c)吉永裕ノ介・フレックスコミックス/「ブレイク ブレイド」製作委員会


■ 手描きのゴゥレムによるバトルシーンが見所

劇場にはシギュン様の姿も
 最後に、第1章の見所を簡単に紹介したい。物語展開は、ほぼ原作ベースで、キャラクター達の特徴も良く出ており、原作ファンにも納得のクオリティと言えそう。一番の注目はやはりゴゥレムによるバトルシーンだ。

 最近のロボットアニメは、宇宙空間などで目まぐるしく高速移動しながらバトルしたり、ロボット自体が3DCGで描かれている事も多い。「ブレイクブレイド」のアニメ版は、ロボットアニメを知り尽くしたスタッフ陣が手描きをしている事が特徴で、巨大な物体と物体がぶつかり合う“迫力”、“衝撃”、そして“重さ”が、手描きならではの重厚感を持って展開。ロボットアニメの原点回帰的な魅力が詰まっている。

シギュンのプレスガンも展示されていた
 また、銃器も火薬ではなく石英の力を使って打ち出す「プレスガン」と呼ばれるものが主流であり、その独特の発射音や特性などが、ミサイルやレーザー兵器が飛び交うロボットアニメとは一味違う面白さを生んでいる。こうしたバトルシーンでは、低音を中心としたサウンド面にも注目だ。

 また、ゴゥレムの造形が似ている事もあり、ゴゥレム同士の格闘などで、カラーではない原作漫画では、どちらのゴゥレムがどちらのゴゥレムを攻撃しているか、個人的にわかりにくい部分があった。しかし、アニメでは一目瞭然であり、物語に集中できるのも大きいと感じた。

シギュン様のコスプレをしているのは、モデルの斎藤由佳さん。秋葉原のコトブキヤに登場していたのも彼女だ


(2010年 5月 31日)

[ AV Watch編集部 山崎健太郎]