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パナソニック、6つの指向性を切り替えられるデジタルガンマイク「DMW-DMS1」。32bitフロート対応

デジタルガンマイクロホン「DMW-DMS1」

パナソニックは、LUMIXの周辺機器としてデジタルガンマイクロホン「DMW-DMS1」を3月中旬に発売する。価格はオープンで、市場想定価格は税抜き48,000円前後。

カメラのホットシューに取り付けられるデジタルガンマイク。音質を重視し、大口径の10mm径マイクアレイを4基搭載する。マイク素子にバラツキがあると録音品質が低下するため、厳しい管理基準によってバラツキを抑えている。

この4つのマイク素子を活用し、6つの指向性モードを切り替えられる。具体的には、前方単一指向性、ステレオ、ワイドステレオ、前方超指向性、後方超指向性、前後超指向性を用意。

円形部分の中に4つのマイク素子を登載

例えば、ライブやスタジオ演奏などを録音する時は、前方を強調しつつ、臨場感を持たせる「ステレオ」、発表会やスポーツではより空間の広さを強調する「ワイドステレオ」、Vlog撮影などで街を歩きながら撮影者がナレーションする時は、左右や前方の音を抑えつつ、後方の音をクリアに録音する「後方超指向性」、撮影者と被写体が対話するインタビュー撮影では、左右の音を抑えながら前方と後方の音をクリアに録音する「前後超指向性」を選ぶなど、利用シーンに合わせたモードが選べる。

モード切り替えボタンは独立して背面に設けており、選択中のモードボタンが光る。輝度調整も3段階切り替え可能。深いメニューに潜らなくても容易に切り替えられる。初心者ユーザーでも指向性を意識した撮影ができるほか、現在どの指向性を選択しているかも視認しやすくなっている。

さらに、4基のマイク素子を搭載したマイク部分は、弾力のある素材を介して筐体に取り付けたフローティング構造のショックマウントになっており、振動ノイズを抑制。風雑音を抑えるために、ウインドスクリーンも付属する。

デュアルADコンバーターを搭載し、広いダイナミックレンジを確保した32bitフロート録音も可能。120dB SPLを超える高耐音圧設計により、ライブ会場などでの大音量環境でも音の歪を抑え、クリアな録音ができるという。

さらに、フロート録音を活かした新方式の風音キャンセラーも登載。目標の音を圧縮せず、風雑音を抑圧する事で、強風の中でも高音質な録音ができる。

また、設定ミスによる撮り逃しの防止や、環境音収録のため、2つのバックアップ録音モードも登載。4chオーディオ記録時には、ch3と4をバックアップ用とする事で、重要な音声を確実に記録できる。

なお、32bitフロート録音とバックアップ録音が利用できるのは、2026年2月時点で、DC-S1M2、S1M2ES、S1RM2のみで、ファームウェアを最新版にする必要がある。

ホットシュー接続であるため、ケーブルレスを実現。筐体サイズは約73.7×45×63.7mm。重量は約100g。専用ポーチも付属する。

ウインドスクリーンも付属

DC-S1M2、DC-S1M2E、SC-S1RM2、DC-S5M2、DC-S5M2Xにおいて、DMW-DMS1に対応するファームウェアアップデートも実施する。DC-GH7、DC-G9M2対応のファームは近日公開予定。この新ファームでは、後述するアプリ「LUMIX Flow」バージョン1.5の機能にも対応する。

また、2月26日から3月1日までパシフィコ横浜で開催される「CP+2026」のLUMIXブースに、DMW-DMS1が展示され、体験も可能。デモコーナーで、大口径マイク素子を使ったクリアな音質や、指向性の体験もできるコンテンツを用意。DMW-DMS1を使ったクリエイターによるインプレッショントークも実施する。詳細はLUMIXブースのページを参照のこと。

ファームウェアアップデート情報

アプリ「LUMIX Flow」、Sシリーズボディ、Sシリーズレンズにおいて、静止画と動画撮影性能向上に対応したファームウェアアップデートも3月10日10時に実施される。

LUMIX Flowはバージョン1.5になり、SシリーズボディとSシリーズレンズは以下のバージョンに更新される。このアップデートを適用する事で、LUMIX Flowがディレクション機能に対応。ミラーリングモニター側から、カット選択、レーティング、動画再生が可能になる。さらにカメラからスマホに音声を通信し、再生時にミラーリングモニターから音声再生が可能になる。

撮影補助機能も強化。LUT選択、フレーム表示アスペクト比変更などが、アプリ側から操作可能になる。対応機種はDC-S1RM2/S1M2/S1M2E/S5M2X。GH7の対応ファームウェアは近日公開予定。

Sシリーズレンズのファームアップデートでは、フォーカスリングのコントロールリング化に対応(AF時)。

  • Sシリーズボディ
    DC-S1M2 Ver.1.4
    DC-S1M2E Ver.1.4
    DC-S1RM2 Ver.1.5
    DC-S5M2 Ver.3.7
    DC-S5M2X Ver.2.7
    DC-S9 Ver.1.9
  • Sシリーズレンズ
    S-R1635 Ver.2.0
    S-E2470 Ver.2.0
    S-R70200 Ver.2.0
    S-E70200 Ver.2.0