ひかりTVで、世界初プロ野球公式戦の3Dライブ中継

-7月8日の阪神×ヤクルト戦。パナソニック協力


7月1日発表


 NTTぷららとパナソニック、阪神タイガース、毎日放送(MBS)の4社は、世界初のプロ野球3Dライブ中継を7月8日に実施する。

 ライブ中継を行なうのは、7月8日18時より阪神甲子園球場で開催予定の「阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズ」戦。NTTぷららの「ひかりTV」のテレビサービス「ひかりTV STYLE1ハイビジョン」で完全ライブ中継する。視聴料金は無料だが、ひかりTVへの加入が必要となる。

 3D技術統括は、パナソニックネットーワークサービシズが担当。パナソニックは、3Dカメラなどの撮影機材の提供も行なう予定。中継における2D-3D変換技術はビデオテックが担当し、ビクターの3Dイメージプロセッサ「IF-2D3D1」も採用されている。

 実況も「タイガースアイ」のスポーツアナウンサーが、3D映像の楽しみ方を交え、独自の実況を行なうなどで、3Dに特化した番組制作を行なう予定で、「従来の2Dによる野球中継の画角やカット割りを単に3D化するのではなく、3Dに適した演出でベンチサイドで見ているような臨場感のある映像表現と、新しいスポーツの見方を提案する」としている。

 ひかりTVにおける3D中継ではサイド・バイ・サイド方式を採用。視聴には3D対応テレビと専用メガネ、ひかりTVへの加入が必要となる。なお、同試合の3Dダイジェスト版も、7月下旬から「ひかりTV」のVODサービスにおいて提供する予定。


(2010年 7月 1日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]