フューレン、Davoneのスタンド付き新スピーカー「Ray」

-同軸ユニット搭載。ペアで682,500円


Rayの設置イメージ

 フューレンコーディネートは、デンマークのDavone(ダヴォン)製スピーカーの新モデル「Ray」を10月5日に発売した。価格はペアで682,500円。

 Davoneは、「家具製品で名高いデンマークのクラフツマンシップと最新の音響エンジニアリングの融合」をテーマにした製品を手がけているメーカー。

 Rayは、1インチのドーム型ツイータと、8インチのウーファを同軸配置したドライバーを、独特の形状を持ったエンクロージャに搭載。レーザー加工されたソリッドスチール製の専用スタンドで設置するシステムで、スタンドも標準で付属する。


Davoneから2008年に登場した2ウェイ同軸バスレフ型スピーカー「rithm」。こちらも木材を巧みにつかった、独創的な形状が印象的。写真は2008東京インターナショナルオーディオショウでのもの

 キャビネットは、様々な板厚のMDFを組み合わせたエンクロージャに、7層のプレス成型をしたビーチウッドの突き板仕上げで構成。流れるような独特のフォルムを持ち、四角い箱のエンクロージャよりも高い強度を持つという。

 2つの素材を組み合わせたエンクロージャにすることで、キャビネットの共鳴を低減。独特の形状もデザイン優先で決められた形状ではなく、「忠実な音響特性を達成するために必然的に決められているもの」だという。なお、正面と背面には黒の本革を貼りつけている。

 バスレフスピーカーとなっており、背面にバスレフポートを搭載。直径、長さだけでなく、ポート部分を空気力学的に加工することで、ポートから発する“鳴き”をコントロールし、軽減したという。


1インチのドーム型ツイータと、8インチのウーファの同軸ユニットを搭載背面のバスレフポート部分

 再生周波数帯域は38Hz~20kHz。クロスオーバー周波数は2.8kHz。インピーダンスは最低7.5Ω(150Hz)/最低4.1Ω(20kHz)。能率は89dB/2.83V/m。スピーカーターミナルはYラグで、Cardas製バインディングポスト(純銅製)。スタンドはレーザーカットソリッドスチールで、パウダーコーティングを施している。

 外形寸法は590×447×734mm(幅×奥行き×高さ)。重量は25kg。


(2010年 10月 7日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]