デノン、“日本人に最適化”したフロントサラウンド
-ARCやHDMIリンク対応で実売4万円の「DHT-S311」
DHT-S311 |
デノンは、フロントサラウンドシステム「DHT-S311」を11月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4万円前後。
スリムなフロントスピーカーとサブウーファ(DSW-S311)から構成されるシアターシステム。フロントスピーカーは5.1cm径のフルレンジユニットを6基内蔵する。サブウーファは16cmコーン型ユニットを1基搭載している。アンプはサブウーファ側に内蔵しており、専用のケーブルで接続。最大出力はフロントスピーカーが20W×3、サブウーファが20W。システム全体の再生周波数帯域は30Hz~45kHz。
特徴として日本人に最適化したというサラウンドシミュレーション「LIFE SOUND」を搭載。多くのサラウンドシステムでは、欧米人の頭部データを元にシミュレーションを行なっているが、日本人の頭部寸法データを元にシミュレーションを行なうことで、日本人に適したサラウンド再生を可能にしたという。
ドルビーデジタルやDTS、AAC、ドルビープロロジックIIデコーダを搭載。リニアPCM 5.1ch入力にも対応する。CMなどでの急峻な音量変化を抑える「Audyssey Dynamic Volume」も搭載する。
入力端子はサブウーファ側に搭載しており、HDMI×1と光デジタル×1、アナログ音声×1を装備。出力端子はHDMI×1。国内主要テレビメーカー6社のHDMIリンク機能に対応。さらにオーディオリターンチャンネル(ARC)にも対応している。スピーカーとサブウーファの接続はワンタッチで接続できる専用ケーブルを利用する。
消費電力は28W(待機時0.9W)。外形寸法/重量はフロントスピーカー部が750×60×60mm(幅×奥行き×高さ)/1.4kg、サブウーファ部が146×338×376mm(同)/5.3kg。リモコンや光デジタルケーブル、フロントスピーカー用フットなどが付属する。
DHT-S311 | サブウーファ部「DSW-S311」の背面 |
(2010年 10月 19日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]