ユキム、独ELACの新スピーカー「310 Indies Black」
-新ウーファや空心コイル。オーディオショウで展示
「310 Indies Black」 |
ユキムは、独ELACの新スピーカー「310 Indies Black」(インディー・ブラック)を12月に発売する。予定価格はペアで252,000円。11月5日から、東京国際フォーラムで開催される「東京インターナショナルオーディオショウ」で出展する。
なお、専用スタンド「LS70II HB」もペア68,250円で用意する。
ブックシェルフ型の2ウェイ、バスレフスピーカー。同社を代表するスピーカー「310」のアップグレードモデルと位置付けられており、限定品ではなく、カタログモデルとして今後も展開する。
ウーファは115mm径のパルプ/ブラックアルミ・ハイブリッド振動板を使った「AS-XRドライバー」。表面の処理を従来のシルバー処理から、ブラックの陽極処理に変更している。
ツイータはJETツイータの最新版「JET III」。振動板の折り込みの深さを浅くすることで、周波数特性を50kHzまで拡大。磁気回路もスティックタイプからプレート型のネオジウムに変更。ダンパーも改良したという。
背面。バイワイヤリングに対応する |
さらに、240LINEで採用されたJET-DCも付属。ツイータのリングに取り付ける事で高域のエネルギーを拡散させるパーツで、新たに、透過性を持つラバー素材を採用。JETツイータに装着することで、音響特性を落とさずに、住宅環境から受ける悪影響を低減できるとする。
ネットワークには、FS217と同様のハイパワー・エアーコイル(空心コイル)を採用。一般的なコイルはフェライトなどを使い、コイル自体の巻き数を減らして高効率化を図るが、磁気ノイズを低減するため310IBでは空心コイルを採用したという。そのほかにも、MOX ResistorやPP-Aコンデンサなどの高品位パーツを投入。内部配線にはChordのRumor2を採用している。
全体の再生周波数帯域は42Hz~50kHz。クロスオーバー周波数は3kHz。能率は86dB。インピーダンスは4Ω。スピーカーターミナルはバイワイヤリング対応。外形寸法は123×270×208mm(幅×奥行き×高さ/グリル装着時)。重量は7kg。
(2010年 11月 1日)
[AV Watch編集部 山崎健太郎]