富士フイルム、HD動画対応フォトフレーム「DP-S7V」

-7型で実売1万円。画像表示や起動時間を高速化


左は付属のウッドフレームを取り付けたところ。右は通常のブラックフレーム。リモコンも付属する

 富士フイルムは、HD動画の再生に対応するほか、再生画像の切り替えや本体の起動時間を短縮した7型のデジタルフォトフレーム「DP-S7V」を11月20日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万円前後。

 7型、解像度800×600ドットの液晶パネルを採用したデジタルフォトフレーム。バックライトはLED。アスペクト比は4:3。視野角は左右140度、上下110度。輝度は250cd/m2。コントラスト比は500:1。

 静止画だけでなく、動画の再生にも対応しており720pまでの動画をサポート。ファイルはAVI/MOV(MotionJPEG、MPEG-4 AVC/H.264)に対応する。なお、H.264での最大参照フレーム数は、720pで5フレーム、480pで16フレーム。パネルアスペクト比は4:3のため、16:9などの動画を表示すると縦長の4:3に引き伸ばして全画面表示される。MP3/WAVの音楽ファイルも再生でき、音楽付きのスライドショー表示も行なえる。静止画はJPEG/BMPに対応。

 2009年発売の「DP-7V」をベースに、画像データの読み込みや起動速度を高速化したのが特徴。読み込みは従来モデルの2倍高速化しており、1,600万画素のデジタルカメラで撮影したデータも約1秒で切り替えられる。起動時間は3倍高速化したという。

 さらに新機能として、「フォルダ再生機能」が使用可能。PCを使って画像データをあらかじめフォルダ分けした状態で「DP-S7V」に読み込ませると、指定したフォルダの映像のみを再生できる。

 ほかにも、本体の置かれた向きにあわせて画像を回転させる自動縦横判別機能や、プリンタに直接画像を印刷できるPictBridgeにも対応する。また、カレンダーや時計表示も可能。タイマー設定もできる。

 内蔵メモリは512MB。メモリーカードスロットはSD/SDHC、メモリースティック、MMC、xDのカードなどに対応。USB端子も備え、USBメモリなども接続できる。

 シャープなブラックフレームを採用しているが、ウッドフレームも付属。置く場所の雰囲気に合わせて、2種類の外観が楽しめる。リモコンも付属する。ウッドフレームを外した場合の外形寸法と重量は、188.8×26.9×153.5mm(幅×奥行き×高さ)、約355g。


(2010年 11月 11日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]