「ラピュタ」&「山田くん」BD発売を記念し、特別講義開催

-倉田真由美が夫の“だめんず”ぶり披露!? 学生にエール


叶井俊太郎さん(左)と、倉田真由美さん(右)

 12月22日にウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンより発売される、アニメ『天空の城ラピュタ』と『ホーホケキョ となりの山田くん』のBlu-ray。その発売を記念し、日本工学院専門学校・蒲田キャンパスにて特別講義が行なわれた。

 講義を行なったのは、『だめんずウォーカー』の漫画家・倉田真由美さんと、その夫で、映画プロデューサーとして『アメリ』や『いかレスラー』などの名作、珍作を世の中に送り出してきた叶井俊太郎さんという、話題の夫婦。

 2人はBDの映像特典である『となりの山田くん』メイキング映像を鑑賞後、“名作を作り出すことの大変さ”、“名作の裏側”など、クリエーターを目指す約340名の学生にトーク・ショー形式で講義した。



 

叶井俊太郎さん

 叶井さんはジブリとの関係について、「僕がジブリさん初めて関わったのは『ダークブルー』という飛行機乗りの映画を担当した時。“飛行機”といえば宮崎駿監督だろうという事で、ダメ元でコメントをいただけないかジブリに連絡したんです。すると2週間後に、是非作品を観たいと返事をいただきました」。

 「映画を観た宮崎監督や鈴木プロデューサーから“タイトルを変えたほうがいい”と言われたのですが、もうポスターもチラシも作ってしまっていたので、どうしようかと悩んだのですが、思い切って変えたところ、宮崎監督や鈴木プロデューサーに“ホントに変えたの?”と言われてしまいました」と笑う。

 「それから、この作品に出資していただいたり、『キリクと魔女』という作品でもご一緒させていただきました」とのことで、交流は続いている。


倉田真由美さん学生たちに向かって、夫婦でエールを送った

 倉田さんは『となりの山田くん』BD版のキャッチコピーである「最初からあきらめてるのが、家族。」という言葉について「これはすごく腑に落ちました。自分で家族は選べないし。でも主人に対して諦めているところは特にないですね。たしかにダメなところは沢山あるけど、嫌々諦めてるところはないです。この間も驚いたのが“与党”と“野党”を政党名だと思っていたんです。でも、イラっとする事はありますよ。私は彼に貸してるお金が600年くらいかけないと完済できないような額で、しかも返してくれないので、それはちょっとイラっとしますね」とのこと。

 最後に叶井さんは学生に向かって「若いうちは沢山間違えていいと思います。僕は4度結婚して、自己破産しても今は社員として働いていけているので」。倉田さんは、「嫌いじゃないことを仕事にするくらいがちょうどいいし、その方がどんな仕事も長続きするかもしれないですね」とエールを送った。


タイトル仕様音声品番価格
天空の城ラピュタ片面2層
本編約124分
16:9
MPEG-4 AVC
日本語字幕
英語字幕
フランス語字幕
韓国語字幕
中国語字幕
(繁体字・広東語)
中国語字幕
(繁体字・北京語)
フィンランド語字幕
(1)日本語
 (DTS-HD Master Audio 2.0ch)
(2)フランス語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(3)ドイツ語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(4)韓国語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(5)広東語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(6)北京語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
VWBS-11897,140円
ホーホケキョ となりの山田くん片面2層
本編約104分
16:9
MPEG-4 AVC
日本語字幕
英語字幕
フランス語字幕
ドイツ語字幕
韓国語字幕
中国語字幕
(繁体字・北京語)
(1)日本語
 (リニアPCMステレオ)
(2)日本語
 (DTS-HD Master Audio 5.1ch)
(3)英語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
(4)ドイツ語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
(5)韓国語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
(6)北京語
 (ドルビーデジタル2.0ch)
VWBS-11907,140円


(2010年 11月 12日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]