2010年10月の薄型TV出荷台数は過去最高の283万台
-前年比243%に。JEITAが電子機器国内出荷発表
民生機器国内出荷実績推移(金額) 出典:電子情報技術産業協会電子統計委員会 |
電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2010年10月における民生用電子機器の国内出荷実績を発表した。民生機器の出荷金額は前年同月比150.2%の3,904億円で、15カ月連続でプラスとなった。
映像機器の国内出荷金額は、前年同月比181.1%の3,185億円で17カ月連続のプラス。一方、音声関連機器は同96.0%の205億円で、2カ月連続のマイナスとなった。カーAVC機器は前年同月比82.1%の514億円で、13カ月ぶりに減少した。
10月の薄型テレビの出荷台数は、単月で過去最高となる283万3,000台(前年同月比243.7%)と2桁増が継続。サイズ別では、29型以下が同241.9%の86万台、30~36型が同253.9%の100万2,000台、37型以上が同235.6%の97万1,000台。
BDレコーダ/プレーヤーの出荷台数は、前年同月比182.1%の48万1,000台。内訳は、BDレコーダが同182.1%の46万4,000台、BDプレーヤーが同165.6%の1万8,000台。一方、DVDビデオは同88.8%の20万4,000台と前年割れが続いている。
地上デジタル放送受信機の出荷実績は386万4,000台。内訳はテレビ合計の出荷台数が前年同月比244.8%の283万3,000台、単体チューナが前年同月比71.9%の18万3,000台。STBが同144.7%の19万台。DVDレコーダが同88.2%の9万3,000台、BDレコーダが同182.8%の46万4,000台。チューナ内蔵PCの出荷台数は同171.8%の10万台。
テレビは、'09年12月を大きく上回り、過去最高の出荷台数を記録。地上デジタルテレビのカラーテレビ全体に占める割合は100%となった。地デジ受信機器の出荷累計台数は9,204万2,000台で、9,000万台を突破した。
参考資料として発表されているワンセグ対応携帯電話の2010年9月出荷台数は216万8,000台。車載用地上デジタルテレビ受信機器の2010年10月の出荷台数は18万1,000台。
ビデオカメラは前年同月比109.7%の11万3,000台で9カ月連続のプラス。ステレオセットは同94.8%の5万7,000台で2カ月連続のマイナス、スピーカーシステムは同132.7%の5万1,000台で12カ月連続のプラスとなった。カーナビは前年同月比85.3%の40万8,000台で17カ月ぶりのマイナス。HDDタイプ、フラッシュメモリその他、DVD-ROMタイプの台数構成比は35.7%、56.1%、8.2%。
2010年10月 | 2010年累計 | |||
実績(千台) | 前年同月比(%) | 実績(千台) | 前年同月比(%) | |
薄型テレビ(10型以上液晶+PDP) | 2,833 | 243.7 | 17,358 | 179 |
(内)29型以下 | 860 | 241.9 | 5,628 | 177 |
(内)30~36型以下 | 1,002 | 253.9 | 5,969 | 191.7 |
(内)37型以上 | 971 | 235.6 | 5,760 | 169.1 |
DVDビデオ | 204 | 88.8 | 1,994 | 85.5 |
(内)録再機 | 92 | 79.9 | 920 | 87.9 |
(内)再生機 | 111 | 97.8 | 1,073 | 83.6 |
BDレコーダ/プレーヤー | 481 | 182.1 | 3,477 | 168.6 |
(内)レコーダ | 464 | 182.8 | 3,276 | 166.4 |
(内)プレーヤー | 18 | 165.6 | 201 | 216.1 |
ビデオ一体型カメラ | 113 | 109.7 | 1,437 | 116.9 |
CDプレーヤー | 59 | 114 | 619 | 113.1 |
ICレコーダ | 108 | 88.3 | 969 | 105.9 |
ステレオセット | 57 | 94.8 | 559 | 110.8 |
アンプ | 12 | 93.2 | 141 | 110.4 |
スピーカーシステム | 51 | 132.7 | 430 | 115.3 |
カーナビゲーションシステム | 408 | 85.3 | 4,699 | 128.8 |
(内)DVD-ROMタイプ | 34 | 145.7 | 322 | 94.8 |
(内)HDDタイプ | 146 | 58 | 2,052 | 109.5 |
(内)フラッシュメモリその他 | 229 | 112.2 | 2,325 | 162.1 |
(2010年 11月 24日)
[AV Watch編集部 中林暁]