パナソニック、SDカード/USB HDD録画対応「VIERA G3/X3」
-SDカードにHD録画。USB HDDからDIGAへのムーブも
TH-L42G3 |
パナソニックは、SDメモリーカードやUSB HDDへの録画に対応した液晶テレビ「VIERA」2シリーズを2011年2月11日より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。
フルHDパネルを採用した「VIERA G3シリーズ」は、42型の「TH-L42G3」を2月18日に発売。店頭予想価格は15万円前後。1,366×768ドットのIPSαパネルを採用した「VIERA X3シリーズ」は、32型の「TH-L32X3」と26型の「TH-L26X3」、19型の「TH-L19X3」の3モデルを2月11日に発売。店頭予想価格は32型が9万円前後、26型が75,000円前後、19型が55,000円前後。
VIERAのスタンダードモデルながら、新たに録画機能を搭載。新たにSDメモリーカードへの番組の予約録画に対応。VIERAの番組表から録画したい番組を選ぶだけで、デジタル放送のMPEG-2 TS映像を録画できる。さらに、USB HDDへの番組録画にも対応し、用途にあわせて録画スタイルを選択できる点が特徴。
■ VIERA G3シリーズ「TH-L42G3」
TH-L42G3 |
42型/1,920×1,080ドットのIPSαパネルとLEDバックライトを搭載した液晶テレビ。2倍速駆動技術「Wスピード」を採用することで、縦/横/ななめ全方向の動画ボケを低減し、速い動きも鮮明に描写する。シーンに応じてLEDバックライトを制御する「コントラストAI機能」も搭載し、コントラスト比200万:1相当のハイコントラストを実現する。動画解像度は900本。IPSパネルによる高視野角性能も特徴となる。
また、映像メニューに「オート」モードを搭載。視聴環境をセンサーで検知し、明るさや黒レベルなどを映像シーン毎に制御するAI機能と連動。周囲の明るさに応じて変化する人間の色温度特性に加え、コントラスト感も加味した映像補正も自動で行なう。
表示コンテンツの解像度に適応し、高解像度化するアルゴリズムを搭載。高解像度コンテンツはオリジナルのまま表示。SD画質の放送、DVD、ゲーム映像などの低解像度のコンテンツには、高解像度処理を行なう。これらにより、コンテンツに関わらず、精細感の高い映像を実現するという。クリアなハイビジョン映像を実現する「HDオプティマイザー」も搭載している。
チューナは、地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログチューナを各1系統搭載。番組表は「G-GUIDE」で、最大12時間分の番組表が一覧できる「インテリジェントテレビ番組ガイド」を採用。表示チャンネル数は、3/5/7/9/11/15/19チャンネルを切り替えられるほか、最大8日分の番組表が表示できる。
番組ジャンル別(スポーツ、ドラマ、映画、音楽、アニメ)の検索も可能。「チャンネル別番組表示」機能も搭載し、1つの放送局の番組表を、時間帯別に8日分表示し、一覧できる。Gガイドのサービス「注目番組」により、最大1カ月までの番組情報が検索できる。
G3シリーズの大きな特徴が録画機能。新たにSDメモリーカードへの地上/BSデジタル放送録画に対応したほか、別売USB HDDへの録画が可能となった。
SDカードへの録画は12セグで、BSデジタル放送は1,920×1,080ドット、地上デジタルは1,440×1,080ドットのMPEG-2 TSをストリーム記録できる。地上デジタル放送を32GBのSDHCカードで録画する場合、約3時間40分の記録が行なえる。利用するSDカードはSDスピードクラス10以上の同社製SDXCカードを推奨。SDXC以外のカードでは、4GBを超えて連続して録画する場合に、4GBごとに一瞬映像が止まることがあるという。
リモコンの「録画」ボタンからワンボタンで録画実行可能。また、追っかけ再生にも対応している。静止画のSDカード記録にも対応する。なお、SDカード内の番組は、録画したVIERAでのみ視聴可能となっている。
【SDカードへの録画時間】
容量 | 4GB | 8GB | 16GB | 32GB | 48GB | 64GB |
BSデジタルHD (24Mbps) | 約18分 | 約40分 | 約1時間20分 | 約2時間40分 | 約4時間 | 約5時間 |
地上デジタルHD (17Mbps) | 約25分 | 約50分 | 約1時間50分 | 約3時間40分 | 約6時間 | 約8時間 |
USB HDDへの録画にも対応。SDカード/USB HDDの録画番組に自動的にチャプタを付与する「オートチャプター」も備えている。最大8台までのUSB HDDを接続できるほか、録画した番組はLAN接続したDTCP-IP/DLNAダビング対応の「ブルーレイDIGA」にダビングできる。また、「お部屋ジャンプリンク」に対応し、対応のブルーレイDIGAなどで録画したデジタル放送番組やAVCHD動画、デジカメ写真などをVIERAから再生できる。
リモコン |
HDMI入力は2系統装備。VIERA Linkに対応し、DIGAやラックシアターとの連携が行なえる。さらに、HDMI 1.4で新たに追加された「コンテンツタイプフラグ」に対応し、デジタルカメラやデジタルビデオカメラ、DIGAの録画番組のジャンル情報などにあわせて、最適な画質に調整する。
VIERA Linkによるドアホンやセンサーカメラとの連携機能も備えている。ネットワーク機能はアクトビラ ビデオ・フルやTSUTAYA TVに対応。スピーカー出力は10W×2ch で、スピーカーとヘッドフォンを同時に出力できるファミリーイヤフォンにも対応する。
D4入力や、コンポジットビデオ入力×2、アナログRGB(D-Sub15ピン)×1、アナログ音声入力×2などを装備。光デジタル音声出力やEthernetも備えている。
省エネ機能の「エコナビ」も新搭載。部屋の明るさに応じて、明るさや画質を調整するなどで消費電力を削減。LEDバックライトと透過率の高い新IPSαの採用などで、従来モデルから年間消費電力量を約5%削減。部品点数は25%削減したという。
消費電力は92W(待機時消費電力約0.1W)、年間消費電力は90kWh/年。外形寸法は100.2×28.8×64.6mm(幅×奥行き×高さ)、重量は19kg。リモコンやB-CASカードなどが付属する。
■ VIERA X3シリーズ
IPSαパネルとLEDバックライトを搭載し、高画質化した液晶テレビで、32型の「TH-L32X3」と26型の「TH-L26X3」、19型の「TH-L19X3」の3モデルをラインナップ。カラーは32型がブラック(-K)とホワイト(-W)の2色、26/19型はブラックのみ。
TH-L32X3-K | TH-L26X3-W | TH-L19X3-W |
TH-L32X3-K | TH-L32X3-W |
いずれも1,366×768ドットのIPSαパネルを採用し、高コントラストと広視野角を実現。1フィールドごとに検出した映像シーンの特徴に応じてLEDバックライト光量を制御する「コントラストAI」を搭載する。
また、映像メニューに「オート」モードを搭載。視聴環境をセンサーで検知し、明るさや黒レベルなどを映像シーン毎に制御するAI機能と連動し、周囲の明るさに応じて変化する人間の視覚色温度特性に加え、コントラスト感も加味した映像補正を自動で行なう。
HDコンテンツはオリジナルのまま、SD画質の放送、DVD、ゲーム映像などの低解像度のコンテンツには、高解像度処理を行なう新アルゴリズムを採用。クリアなハイビジョン映像を実現する「HDオプティマイザー」も搭載している。
チューナーは、地上/BS/110度CSデジタルチューナと地上アナログを1系統搭載。番組表は「G-GUIDE」で、最大12時間分の番組表が一覧できる「インテリジェントテレビ番組ガイド」を採用。表示チャンネル数は、3/5/7/9チャンネルを切り替えられる。番組ジャンルの検索や、「チャンネル別番組表示」機能も搭載し、1つの放送局の番組表を、時間帯別に8日分表示し、一覧できる。
G3シリーズと同様に、X3シリーズでも録画機能を搭載。SDメモリーカードへの地上/BSデジタル放送録画に対応したほか、別売USB HDDへの録画が可能となっている。SDカードはBS/地上デジタル放送をストリーム記録可能で、地上デジタル放送を32GBのSDHCカードで録画する場合、約3時間40分の記録が行なえる。
リモコンの「録画」ボタンからワンボタンで録画実行可能。また、追っかけ再生にも対応している。静止画のSDカード記録にも対応する。SDカードに録画した番組は、録画したVIERAでのみ視聴できる。
USB HDDへの録画も可能で、録画番組に自動的にチャプタを付与する「オートチャプター」にも対応。最大8台までのUSB HDDを接続できるほか、録画した番組はLAN接続したDTCP-IP/DLNAダビング対応の「ブルーレイDIGA」にダビングできる。「お部屋ジャンプリンク」に対応し、対応のブルーレイDIGAなどで録画したデジタル放送番組やAVCHD動画、デジカメ写真などをVIERAから再生できる。
HDMI入力は2系統装備。VIERA Linkに対応し、DIGAやラックシアターとの連携が行なえる。さらに、HDMI 1.4で新たに追加された「コンテンツタイプフラグ」に対応する。D4入力なども備えている。ネットワーク機能はアクトビラ ビデオ・フルやTSUTAYA TVに対応する。
省エネ機能の「エコナビ」も新搭載。部屋の明るさに応じて、明るさや画質を調整するなどで消費電力を削減する。
品番 | TH-L32X3 | TH-L26X3 | TH-L19X3 | |
サイズ | 32型 | 26型 | 19型 | |
解像度 | 1,366×768ドット | |||
スピーカー | 16×4.2cm×2 | 10×3cm×2 | ||
最大出力 | 20W | 10W | ||
接続端子 | HDMI入力×2、D4入力×1、コンポジット入力×2、 アナログRGB入力(D-Sub15ピン)×1、光デジタル出力×1(19型除く)、 ヘッドフォン×1、Ethernet、USB×1 | |||
年間消費電力量 | 43kWh/年 | 45kWh/年 | 34kWh/年 | |
消費電力 | 55W | 46W | 33W | |
外形寸法 (スタンドあり) (幅×奥行き×高さ) | 76.9×23×51.4cm | 64.9×23×44.9cm | 46.9×16.3×34.6cm | |
重量 | 12kg | 8.5kg | 4kg |
(2010年 12月 17日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]