東芝、エジプト向けの薄型テレビ新製品を発表

-CEVO搭載モデルやPower TVなど。カイロで記念式典


東芝エルアラビビジュアルプロダクツの新工場

 東芝はエジプトのエルアラビとの液晶テレビ製造合弁会社「東芝エルアラビビジュアルプロダクツ社」と販売会社「東芝エルアラビビジュアル&アプライアンス販売社」の設立にあたり、13日にエジプト・カイロで記念式典を開催した。併せて、アフリカ・中近東地域で展開する新商品発表会も行なっている。

 同式典には、エシャ労働大臣、在エジプト日本大使の奥田紀宏氏などの政府関係者や地元ディーラーなど約400人が出席。また、「グラスレス3Dレグザ」や白物家電を展示するなど東芝ブランドと商品を訴求した。

 新商品に関しては、新興国専用モデル「Power TV」3シリーズとCELL REGZAのコンセプトを受け継いだ最上位モデル「55ZL800」など5シリーズ10モデルを1月下旬から順次投入することを発表。Power TVには全モデルブースターを内蔵、バッテリ内蔵の32型/24型PC1シリーズなどを展開する。

 東芝では、アフリカ、中近東地域における製造と販売の両面を強化することで事業拡大を図り、2011年度にはアフリカ・中近東地域での液晶テレビ市場シェア15%を目指す。

会見の模様CEVO Engine搭載の55ZL800などを投入Power TVのデモ

(2011年 1月 14日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]