ソニー、USB HDD録画やSkype対応「BRAVIA」エントリー機
-X-Realityやスマホ連携も。8万円の32型フルHDなど
KDL-26EX420 |
ソニーはエントリークラスの液晶テレビ「BRAVIA EX420/CX400シリーズ」を2月13日より順次発売する。
EX400シリーズは、イーゼルをイメージした新デザインを採用し、LEDバックライトを搭載。22/26/32型の3モデルをラインナップする。CX400シリーズは、CCFLバックライトを搭載したベーシックモデルで22/32型の2モデルを用意。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は6~9万円前後。
製品名 | サイズ | 特徴 | 発売日 | 店頭予想価格 |
KDL-32EX420 | 32型 | 新デザインスタンド スリムLED | 2月13日 | 9万円前後 |
KDL-26EX420 | 26型 | 2月20日 | 8万円前後 | |
KDL-22EX420 | 22型 | 7万円前後 | ||
KDL-32CX400 | 32型 | CCFLバックライト | 4月17日 | 8万円前後 |
KDL-22CX400 | 22型 | 2月20日 | 6万円前後 |
KDL-32EX420 | KDL-26EX420 | KDL-22EX420(ピンク) |
KDL-22EX420(ブラウン) | KDL-32CX400 | KDL-22CX400 |
BRAVIA EX420/CX400シリーズ | KDL-32EX420 | KDL-32CX400 |
BRAVIA EX420シリーズ |
BRAVIA EX420シリーズは、32/26/22型の3モデルを用意。液晶パネルの解像度は1,366×768ドットで、エッジ型のLEDバックライトを搭載する。カラーバリエーションは、ブラック、ブラウン、ホワイト、ピンク(22型のみ)の4色を用意している。
特徴は絵画を立てかける「イーゼル」をイメージしたというデザインで、狭額フレームを際立たせ、映像が浮いているような浮遊感を演出している。スタンド部もメタル素材を採用した新デザインのものを採用する。
KDL-22EX420 | KDL-22EX420の側面 | メタルフレームを使ったスタンド部 |
BRAVIA CX400シリーズ |
CX400シリーズは、32型の「KDL-32CX400」が1,920×1,080ドットパネルを、22型の「KDL-22CX400」が1,366×768ドットパネルを採用する。バックライトがCCFLのベーシックモデルとなる。
両シリーズの違いは、パネルやデザインのほか、EX420シリーズのみ、リモコンがRF(無線)方式の「おき楽リモコン」になること。おき楽リモコンは、遮蔽物の影響を受けにくいほか、FeliCaリーダ機能も搭載。今春のアップデートでSuicaや、nanaco、WAON、Edyなどの電子マネーの決済や利用履歴確認などに対応する。
その他の主な仕様は共通で、チューナは地上/BS/110度CSデジタルと地上アナログを各1系統装備。USB HDDへの録画機能も備えており、別売のHDDを追加して、デジタル放送録画が行なえる。ただし、番組録画中のチャンネル切り替えは行なえないほか、録画した番組を他の機器やディスクなどに書きだすことはできない。録画対応にあわせ、リモコンも録る、見るなどの操作を使いやすくするため、ボタン配置を改善している。
映像エンジンには新開発の「X-Reality」を搭載。従来のブラビアエンジン 3の高画質化機能に加え、映像を4つのオブジェクトに分解し、最適にエンハンス処理を行なう「インテリジェントイメージエンハンサー」や4種類のノイズリダクションからなる「インテリジェントMPEGリダクション」により、画質の向上を図っている。インテリジェントエンハンサーには新開発の超解像処理も搭載している。
X-Realityでは、HDの高画質なソースだけでなく、SD解像度の番組や、低解像度のコンテンツ、IPTVなど、コンテンツの種類を問わずに高画質化を図る点が特徴。明るさセンサーのほか、人感センサーも搭載。一定時間、画面の前を離れると自動的に消画し、席に戻ると再び画面を出画する。
ユーザーインターフェイスも一新。クロスメディアバー(XMB)を廃止した。HDMI入力は32型が4系統、26/22型は2系統となる。ステレオスピーカーを内蔵するほか、S-Force フロントサラウンド機能も搭載する。
おき楽リモコン |
ネットワーク機能も強化しており、Ethernetのほか、別売の無線LANアダプタ「UWA-BR100」に対応。新ビデオオンデマンドサービス「Video On Demand powered by Qriocity」に対応し、ハリウッド最新作など200作品以上をHD/SDのビデオストリーミングで楽しめる。3Dコンテンツにも対応予定。
Twitterアプリも搭載し、テレビを見ながら画面の右側にツイートを表示できる。視聴中の番組に関するツイートのみを表示することも可能という。
ブラビアネットチャンネルでは、アクトビラ ビデオ・フルに加え、YouTubeやDMM.TV、アプリキャストなどに対応。Life-XやFlickrなどの写真共有サービス上の写真を表示できるブラビアネットフォトも利用できる。DLNA/DTCP-IPのクライアント機能「ソニー ルームリンク」にも対応する。
また、EX720シリーズと同様に、テレビ番組で流れている楽曲をその場で検索できる「Track ID」を搭載。GracenoteのCDDB技術やMusicID技術を採用し、リモコンのTrackIDボタンを押すだけで、テレビで流れている楽曲情報(アーティスト名や曲名、アルバム名)などをネットワーク経由で取得し、テレビで自動で表示できる。
春に予定されているアップデートにより、Skypeにも対応。別売のテレビ用Skypeアクセサリ「CMU-BR100」を追加することで、テレビからSkypeを使った通話が楽しめる。同様にアップデートによりスマートフォン連携機能が追加され、AndroidやiOS用のアプリケーション「Media Remote」により、BRAVIAの基本操作がスマートフォンから行なえる。また、YouTubeの検索などの文字入力も、スマートフォンのキーボードから可能になる。
Video On Demand powered by Qriocityに対応 | スマートフォン用アプリMedia Remoteで操作可能に |
EX420シリーズは、春のアップデートで、FeliCa連動機能にも対応。おき楽リモコンに備えたFelicaリーダを使って、テレビでEdyやWAONなどの電子マネーの残高照会や利用履歴の確認が行なえる。
【BRAVIA EX420シリーズ】
型番 | KDL-32EX420 | KDL-26EX420 | KDL-22EX420 | |
サイズ | 32型 | 26型 | 22型 | |
パネル解像度 | 1,366×768ドット | |||
バックライト | エッジ型LED | |||
チューナ | 地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ×1 | |||
スピーカー出力 | 10W×2ch | 8W×2ch | ||
サラウンド | S-Forceフロントサラウンド | |||
HDMI入力 | 4 | 2 | ||
入出力端子 | D5入力×1、コンポジット入力×1、アナログ音声入力×2、 アナログRGB入力(D-Sub15ピン)×1、光デジタル音声出力×1、Ethernet、USB×2 | |||
消費電力 (待機時) | 76W(0.2W) | 54W(0.25W) | 47W(0.25W) | |
年間消費 電力量 | 70kWh/年 | 55kWh/年 | 49kWh/年 | |
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 75.5×22.5×49.8cm | 63.1×18.7×42.1cm | 52.9×17.2×36.2cm | |
重量 (スタンド含む) | 9.9kg | 7.2kg | 5.1kg |
【BRAVIA CX400シリーズ】
型番 | KDL-32CX420 | KDL-22CX400 | ||
サイズ | 32型 | 22型 | ||
パネル解像度 | 1,920×1,080ドット | 1,366×768ドット | ||
バックライト | CCFL | |||
チューナ | 地上/BS/110度CSデジタル×1、地上アナログ×1 | |||
スピーカー出力 | 10W×2ch | 5W×2ch | ||
サラウンド | S-Forceフロントサラウンド | |||
HDMI入力 | 4 | 2 | ||
入出力端子 | D5入力×1、コンポジット入力×1、アナログ音声入力×2、 アナログRGB入力(D-Sub15ピン)×1、光デジタル音声出力×1、Ethernet、USB×2 | |||
消費電力 (待機時) | 114W(0.15W) | 58W(0.20W) | ||
年間消費 電力量 | 85kWh/年 | 46kWh/年 | ||
外形寸法 (幅×奥行き×高さ) | 75.5×23×53.2cm | 55.3×21.5×40.3cm | ||
重量 (スタンド含む) | 11.4kg | 6.6kg |
(2011年 1月 20日)
[AV Watch編集部 臼田勤哉]