ソニー、Apple TV/3D/スカパー! HD対応学習リモコン

-ハンディカムも操作。一発! 初期設定のRM-PLZ530D


RM-PLZ530D

 ソニーは、学習設定を簡易化し、3D/アクトビラやスカパー! HDなどに対応した新学習リモコン「RM-PLZ530D」を2月10日より発売する。価格は4,935円。

 また、ベーシックリモコン「RM-PZ210D」も2月10日に発売。テレビ+2台の機器を操作可能で、価格は3,098円。

 


■ RM-PLZ530D

 テレビと7台の映像機器が操作できる学習リモコンで、2008年発売の「RM-PLZ510D」の後継機となる。カラーはシルバー(S)、ブルー(L)、レッド(R)を用意する。

RM-PLZ530D。3色のカラーバリエーションを用意する

 学習機能の強化や対応機器の拡充を行なったほか、2010年発売の「RM-PLZ430D」に搭載した「一発! 初期設定」や「かんたん学習」などの機能を追加。さらに、最新機器の操作に対応するために、「ホーム/メニュー」や「オプション」、「リンクメニュー」、「3D」、「アクトビラ」などのボタンを新たに追加している。

 「一発! 初期設定」はRM-PLZ530DのSETボタンと操作切替ボタンを2秒長押した後、登録したい機器の付属リモコンの電源ボタンを押すだけの2ステップでリモコンの学習を完了する機能で、リモコン学習を大幅に簡略化する。

 マクロ機能も強化。TVやBDなどの操作切替ボタンに、「テレビの入力を切り替え、BDの電源を起動」などのプログラム(最大16ステップ/8プログラム)を設定できるコンポーネントマクロに対応するほか、A/B/C/Dの4つのシステムコントロールボタンに複数機器にまたがるプログラムを設定できる「システムコントロールボタンマクロ」(最大16ステップ/4プログラム)や、「操作切替」、「システムコントロール」以外のボタンにマクロ(最大5ステップ/936プログラム)を登録できる「プチマクロ」に対応する。

 プチマクロでは、例えば、「ワンボタンでレコーダの録画リストを呼び出し」などの機能を任意のボタンに設定できる。

 対応機器やメーカーも大幅に増加。新たにソニーとHUMAXのスカパー! HDチューナに対応。BDレコーダは新たにパイオニアや三菱に、地デジチューナも日立や八木アンテナ、日本アンテナなどに対応。ホームシアター製品もパナソニックやビクター、オンキヨー、シャープ、ヤマハ、BOSEなどに対応した。

 新たな機器としては、パソコンやフォトフレーム、ビデオカメラ、デジタル一眼に対応。パソコンはソニーとアップルに対応。ソニーはリモコン付属のWindows Vista/7搭載プリインストールモデルに対応し、アップルはApple Remote対応機種全てに対応するため、Apple TVでも利用できる。

 フォトフレームはソニーのリモコン付属モデルのほか、コダックや富士フィルム、サムスン、ポラロイド、テレフンケンなどの多くの機種で動作確認を行なっているという。ビデオカメラはソニーのハンディカムのリモコン付属機種のほか、パナソニック「HDC-TM300」、ビクター「GZ-HD300/320」などに対応。デジタル一眼レフは、NEX-5やα700などソニーのリモコン付属/赤外線受光部付きのモデルに対応する。

 従来通りのメーカープリセットを入力する学習方法にも対応する。また、決定キー周辺のカーソルキーに角度を持たせることで押し間違いを抑えるなど、操作性を改善。発光部にはLEDを3個搭載し、強力広角発光を実現した「ズバとびっ」を採用する。

 電源には単3電池を2本使用。電池交換時にも、設定したメーカー番号や学習内容などは保持される。外形寸法は210×54×27mm(縦×横×厚さ)、電池を含む重量は約165g。



■ RM-PLZ210D

 2008年発売のRM-PZ21Dの後継機種で、ベーシックリモコンながら、カーソルボタンやカラーボタンなどを追加し、地上デジタルテレビへの対応を強化。BDレコーダやHDDレコーダ、スカパー! HDなどの機器にも対応した。カラーはホワイト(W)、シルバー(S)、ピンク(P)の3色を用意する。

RM-PLZ210D(ホワイト)シルバー(S)、ホワイト(W)、ピンク(P)の3色を用意。シルバーの表面はブラック

 テレビに加え2台までの機器を操作可能で、地上デジタルにフル対応。番組表ボタンや十字キー、dボタン、カラーボタンなどを装備した。LEDを3個内蔵し、強力広角発光を実現した「ズバとびっ」を採用する。電池は単三電池×2本。外形寸法は210×52×27mm(縦×横×厚み)、重量は約167g。


(2011年 1月 25日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]