アイ・オー、地デジのネットダビング対応のBDドライブ

-TVの内蔵/外付けHDDからDTCP-IP経由で書き出し


BDドライブの「BRD-U8DM」

 アイ・オー・データ機器は、テレビの内蔵HDDや外付けHDDなどに録画したデジタル放送の番組を、DTCP-IPのネットワークダビングにより、BD/DVDメディアに書き出せる、PC用外付けドライブ2機種を発売する。BDドライブ「BRD-U8DM」が、5月下旬発売で23,205円。DVDドライブの「DVR-U24DM」が6月上旬発売で12,075円。

 いずれもUSB 2.0接続の外付け光学ドライブ。対応OSはWindows XP/Vista(32bit版)、7(32/64bit)。

 テレビの内蔵HDDや、外付けのHDD、アイ・オー・データのRECBOX、HVL-AVシリーズなどに録画したテレビ番組を、LANのDTCP-IPを経由してダビングできるのが特徴。


DVDドライブの「DVR-U24DM」

 動作確認済み機器は、東芝の液晶テレビREGZAの「ZG1」、「Z1」、「F1」、「RE1」、「HE1」、「ZX9500/9000」、「ZS1」、「R1」、「Z9000」、「Z8000」、「ZH8000」、「ZX8000」、「Z7000」、「ZH7000」、「ZV500」、「ZH500」。日立Woooの「ZP05」、「XP05」。RECBOXの「HVL-AVシリーズ」、「HVL-AVR」。HVL-AVシリーズの「HVL1-Gシリーズ」、「HVL4-Gシリーズ」。

 専用のアプリ「DTCP-IP Disc Recorder」をPCにインストールする事で、ダビング・ムーブが可能。BDやCPRM対応DVDメディアをドライブにセット。録画機器側から操作し、書き出したい番組を、ドライブを接続したPCに送信する形となる。なお、ダビング可能な録画番組はDRモードで録画したもののみで、画質やモードを変換して録画した番組はダビングできない。また、録画番組がHD解像度であった場合、DVDにダビングする際はSD映像に変換される。

 通常のPC用外付けドライブとしても使用可能。BDドライブの書き込み速度は、添付のUSB最適化ユーティリティ「マッハUSB for BD/DVD」を使った場合で、BD-R/R DL最大8倍速(無効の場合は最大6倍速)。BD-R LTHは6倍速、BD-RE/RE DLは2倍速。DVD±Rは16倍速、DVD±R DLが8倍速、DVD-RWが6倍速、DVD-RAMが12倍速。

 添付ソフトは「DTCP-IP Disc Recorder」、Corelの「WinDVD BD3D」、「DVD MovieWriter 7 BD Version」、Neroの「Nero9 Express Essentials」など。NVIDIAの3D Visionキットを使い、Blu-ray 3Dソフトの3D再生も可能。DVDなどの2D映像をリアルタイムに3D変換・表示する事もできる。

 DVDドライブの書込み速度は、添付のUSB最適化ユーティリティ「マッハUSB for BD/DVD」を使った場合で、DVD±Rは24倍速(無効の場合は最大18倍速)、DVD±R DLが8倍速、DVD-RWが6倍速、DVD-RAMが12倍速。

 添付ソフトは「DTCP-IP Disc Recorder」、Corelの「WinDVD」、「DVD MovieWriter 7 SE for I-ODATA」。Neroの「Nero9 Express Essentials」など。

 外形寸法は158×220×50mm(幅×奥行き×高さ)で共通。重量はBDドライブが約1.2kg、DVDドライブが約1.1kg。ACアダプタで動作する。


(2011年 4月 20日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]