Google、Android 3.1やクラウド音楽配信などを発表

-PS3やXbox 360のUSBコントローラも利用可能に


 Googleは10日(米国時間)、開発者向けのイベント「Google I/O」を開催し、AndroidやGoogle TV関連のアップデートなどを発表した。

Android 3.1

 Android関連では、Android 3.1を発表した。新たにOpen Accessory APIをサポートし、ホストとなる外部機器に接続し、Android端末から操作が行なえるようになる。楽器やエクササイズ機器、ロボティックスシステムと組み合わせて、Android端末から操作するという利用を想定している。

 USBホストAPIも追加され、USBホストモードに対応。ジョイスティックやトラックボール、ゲームパッドなどとの接続も可能となり、PS3やXbox 360のコントローラもUSB経由で利用できるという(Bluetoothでは利用不可)。また、ホームスクリーンウィジェットのサイズ変更機能も追加する。MTP(Media Transfer Protocol)やRTP(Real-time Transport Protocol) API for audioなどをサポートする。

 また、次世代Androidとしてコードネーム「Ice Cream Sandwich」も紹介。ホログラフィックユーザーインターフェイスや、マルチタスク性能の向上、新しいランチャなどが追加されるという。


Music Beta by Google

 クラウドベースの音楽配信サービスの「Music Beta by Google」も発表。ユーザーがサーバーに楽曲をアップロードし、パソコンやAndroid端末からストリーミング再生できるもので、プレイリストや楽曲の同期などを異なるデバイス間で簡単に行える。また、オフラインでの音楽再生機能も備えているという。ベータ版サービスとして米国内でのみで展開し、招待制となっている。

 Android Marketにおいては、映画配信も開始。Android 2.2以降の端末で、1.99ドルから映画をレンタルできるというもので、米国ではVerizon XOOM向けに10日から、Android 2.2以降搭載端末向けに来週からサービス開始するという。


(2011年 5月 11日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]