「スター・ウォーズ」BD-BOXのジャケットと仕様公開

-DTS-HD MA 6.1ch収録。コンプリートBOXには特典3枚


スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX

 20世紀フォックスは、9月16日に発売を予定している映画「スター・ウォーズ」シリーズのBlu-rayについて、新たにジャケット画像と、ディスクの映像や音声の仕様、特典内容を発表した。

 既報の通り、BDは、シリーズ全6作品と特典ディスク3枚を収録した9枚組の「スター・ウォーズ コンプリート・サーガ ブルーレイBOX」(17,325円)、エピソードI~IIIをまとめた3枚組の「スター・ウォーズ プリクエル・トリロジー ブルーレイBOX」(8,610円)、IV~VIを収めた3枚組「スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー ブルーレイBOX」(8,610円)がラインナップされる。なお、プリクエル・トリロジーとオリジナル・トリロジーの品番が、下表のように変更されている。


 

タイトル収録作旧品番 新品番価格
スター・ウォーズ
 コンプリート・サーガ ブルーレイBOX
I~VIFXXA-5141617,325円
スター・ウォーズ
 プリクエル・トリロジー ブルーレイBOX
I~IIIFXXA-39619FXXA-522978,610円
スター・ウォーズ
 オリジナル・トリロジー ブルーレイBOX
IV~VIFXXA-30095FXXA-522988,610円

 

 各作品の映像や音声の仕様は以下の通り。

 特典として、各ディスクに2種類のオーディオコメンタリーを収録。ジョージ・ルーカスやキャリー・フィッシャー、ベン・バートらによるオーディオコメンタリー(作品によりルーカス以外のスタッフは異なる)によるものと、キャスト&スタッフによるものを収めている。本編ディスクに映像特典は収録していない。

 

収録BOXタイトル仕様音声
コンプリート・
サーガBOX
プリクエル・
トリロジーBOX
スター・ウォーズ エピソードI/
 ファントム・メナス
片面2層
137分
MPEG-4 AVC
シネスコ
1080p
日本語字幕
英語字幕
(1)英語
 (DTS-HD MasterAudio 6.1ch)
(2)日本語
 (DTS 5.1ch)
スター・ウォーズ エピソードII/
 クローンの攻撃
片面2層
143分
MPEG-4 AVC
シネスコ
1080p
日本語字幕
英語字幕
(1)英語
 (DTS-HD MasterAudio 6.1ch)
(2)日本語
 (DTS 5.1ch)
スター・ウォーズ エピソードIII/
 シスの復讐
片面2層
140分
MPEG-4 AVC
シネスコ
1080p
日本語字幕
英語字幕
(1)英語
 (DTS-HD MasterAudio 6.1ch)
(2)日本語
 (DTS 5.1ch)
オリジナル・
トリロジーBOX
スター・ウォーズ
 新たなる希望(エピソードIV)
片面2層
125分
MPEG-4 AVC
シネスコ
1080p
日本語字幕
英語字幕
(1)英語
 (DTS-HD MasterAudio 6.1ch)
(2)日本語
 (DTS 5.1ch)
スター・ウォーズ
 帝国の逆襲(エピソードV)
片面2層
129分
MPEG-4 AVC
シネスコ
1080p
日本語字幕
英語字幕
(1)英語
 (DTS-HD MasterAudio 6.1ch)
(2)日本語
 (DTS 5.1ch)
スター・ウォーズ
 ジェダイの帰還(エピソードVI)
片面2層
136分
MPEG-4 AVC
シネスコ
1080p
日本語字幕
英語字幕
(1)英語
 (DTS-HD MasterAudio 6.1ch)
(2)日本語
 (DTS 5.1ch)

 

スター・ウォーズ プリクエル・トリロジー ブルーレイBOX
スター・ウォーズ オリジナル・トリロジー ブルーレイBOX

 映像特典は、「コンプリート・サーガ ブルーレイBOX」に付属する3枚のディスクに収録。アーカイブ集が2枚、ドキュメンタリー集1枚で構成されている。

 アーカイブ集の1枚目には、エピソードI~IIIまでの特典を収録。それぞれの作品に対してのインタビュー集、未公開シーン集、コレクション・アイテム集、コンセプトアート・ギャラリーを収めている。2枚目も同様に、エピソードIV~VIまでについてのインタビュー、未公開シーン、コレクション・アイテム、コンセプトアート・ギャラリーを収録する。

 なお、これらアーカイブ内をバーチャル散策するような機能も用意している。

 ドキュメンタリー集のディスクには、下記の映像を収録する。特典ディスクは「コンプリート・サーガ ブルーレイBOX」のみに付属。「プリクエル・トリロジー」と「オリジナル・トリロジー」には付属しないため、これら2BOXの特典は、各作品ディスクに収録されたオーディオコメンタリのみとなる。

  • 「製作秘話『スター・ウォーズ』」('77年/約49分)
    オリジナルの『スター・ウォーズ』がどのようにして大スクリーンで上映されるに至ったのか。C-3PO と R2-D2がホストを務め、その舞台裏秘話を学ぶドキュメンタリー映像。

  • 「特撮のすべて ~“帝国の逆襲”より」('80年/約48分)
    “遥か彼方の銀河系”での映画制作の秘密を探る。マーク・ハミルがホストを務めるドキュメンタリーで、 “帝国の逆襲”制作においてジョージ・ルーカスのビジョンを現実に変換してみせた特撮(スペシャル・エフェクト)の舞台裏を垣間見る。

  • 「クリーチャー(空想動物)のすべて~“ジェダイの帰還”より」('83年/約48分)
    「ジェダイの帰還」の制作映像には、ジョージ・ルーカスによる精密な技術の徹底した調査から生まれた昔のモンスターたちの映像クリップが散りばめられている。映画に登場する有名なクリーチャーやキャラクターたちを創りだす、その舞台裏やコスチュームの中へと迫る。

  • 「デューバック徹底解剖」('97年/約26分)
    1977年オリジナルの「スター・ウォーズ」の特撮のうちのいくつかが、20年後、さらにどのように特別なものとなったのか。ジョージ・ルーカス自身が、彼のチームがどのように動かないゴムの人形だった(1977年公開のオリジナルで)デューバックを、1997年の「スター・ウォーズ」では一見にして生き生きとしたクリーチャーへと変換させたのかを説明&デモンストレーションする。

  • 「世界の兵士たち大行進!」('07年/約84分)
    スター・ウォーズのコスチュームファンのグローバルな組織である501部隊への賛辞。このスーパーファンクラブが世界中のパーティーや注目を集めるイベントでのチャリティーとボランティアを通してどのように人々の関心を映画にむけているかということを見る事ができるドキュメンタリー。

  • 「『スター・ウォーズ』の空想科学」('07年/約46分)
    「スター・ウォーズ」に登場する乗り物、武器、小道具類の技術的な側面を研究。「スター・ウォーズ」のテクノロジーは、物理学、補綴学、レーザー、工学、天文学などの専門分野の第一人者たちに助言を求めている。

  • 「製作30周年記念:名匠たちとの会話」('10年/約25分)
    ジョージ・ルーカス、アービン・カーシュナー、ローレンス・カスダン、ジョン・ウィリアムズが、スター・ウォーズ製作30周年を記念して「スター・ウォーズ 帝国の逆襲(エピソードV)」の制作を深く掘り下げて振り返る。名匠たちが史上最も愛されている映画のひとつである本作について語り合い、回想する。

  • 「パロディー傑作選」('11年/約91分)
    アニメ「ファミリー・ガイ」、「ザ・シンプソンズ」、人気ドラマ「ママと恋に落ちるまで」(原題:How I Met Your Mother)等の「スター・ウォーズ」パロディーや、ミュージシャンのアル・ヤンコビックによる「スター・ウォーズ ファントム・メナス(エピソードI)」にトリビュートしたミュージック・ビデオ的作品をまとめたもの。 

 

 



(2011年 5月 12日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]