東芝、PC/Mac用の「RZタグラー」無償公開。

-REGZAの操作やタグ共有。アートリモコン第1弾も


RZタグラー for Windows/Macの外面イメージ。リモコン機能を使っているところ

 東芝は21日、「レグザAppsコネクト」の新アプリとして、PCやMacからREGZAやレコーダを操作できる「RZタグラー for Windows/Mac」を公開した。さらに、Android OS用アプリとして、様々なデザインが選べる「RZアートリモコン」の第1弾も提供開始している。いずれも無料でダウンロードできる。

 新アプリの対応機種(6月21日時点)は、テレビが「CELL REGZA」がX2/XE2シリーズ。「REGZA」がZG2/Z2/ZPシリーズ。レコーダは「REGZAブルーレイ」RD-X10/RD-BZ810/RD-BZ710/RD-BR610。REGZAハイビジョンレコーダ「RD-Z300」、その他「ネットdeナビ」搭載のRDシリーズ。なお、「RZタグラー for Windows/Mac」には、PC側にAdobe AIRランタイム2.5.1以上が必要。




■RZタグラー for Windows/Mac

(1)がタグリスト一覧、(2)がタグ一覧、(3)がタグメモ

 iOSやAndroid用に提供されている「RZタグラー」のPC/Mac対応版。無線LAN(Wi-Fi)経由でREGZAやRDを操作できるソフトで、PCの画面に表示されたリモコンをクリックする事で、製品付属リモコンと同等の機能が利用でき、番組表の呼び出しや録画予約、録画リストの表示/選択、再生/停止、スキップ、バック、レグザリンク操作、画質設定、放送波切り替えなどが可能となる。また、PCのキーボードにアサインされたリモコンキーで操作する事も可能(Pキーで再生など)。割り当てキーを自在に変更する事もできる。

 ユーザーが番組の任意のシーンに「タグ」を付与したり、編集する機能も用意。「タグリスト作成」と呼ばれるもので、録画した番組に対して、時間情報(タイムコード)やタイムコードに紐づいたコメントをアプリから付与できる。さらに「タグリストシェア」機能で、タグ情報をサーバーにアップロードすることで、対応のREGZAやRDシリーズのユーザー間でタグ情報を共有できる。

 番組単位ごとにタグは管理され、タグをアプリから選択することで、そのシーンの頭出しが可能になる。さらに、タグリスト内のコメント付き「タグ」に対して、さらにコメントを返信する「リタグ」機能も用意しており、シーンに対してユーザー同士でコミュニケーションをとることも可能。

 なお、スマートフォン版では「タグリスト一覧」と「リタグ」は別画面となってしまうが、PC版では一覧表示が可能。5バンクの「タグメモ機能」も備え、テキストエディタのようにENTERキーで改行しながら、タグ名の元のなる場面名などを行単位で入力できる。レコーダの場合は、番組を視聴しながら後でタグ付けしたい場面をチャプタ分割し、場面名を記録しておくことで、タグリスト作成時に一括でタグ名を書き込みでき、段がずれた場合は行の増減で調整して、何度でも書き込める。過去のタグリスト名の再利用も便利で、レコーダの本体タイトル情報のチャプター名や番組説明の書き込み、取り込みにも使用できる。

 RDシリーズのネットdeナビ機能と同様に、対応する機器側の録画番組の番組名、チャプター名、番組説明などを書き換える事も可能。




■RZアートリモコン for Android

 テレビ視聴やレコーダ操作に特化した使用頻度の高いボタンのみで構成し、様々なデザインを施したリモコンアプリ。カラフルなものだけでなく、浮世絵に触れる事で操作ができるなど、斬新なデザインも特徴となっている。また、一部のアプリでは「タグリストシェア」も使用できる。

 第1弾では、「RZアートJP」(ジュエリー/プレーヤー用)、「RZアートMT」(マジカルポップ/チューナ用)、「RZアートQP」(キルト/チューナ用)、「RZアートSG」(グリーンスペース/チューナ&プレーヤー用)、「RZアートTA」(タイポ・アフリカ/チューナ用)、「RZアートUB」(浮世絵/プレーヤー用)、「RZアートYP」(大和絵/プレーヤー用)の7種類を提供。合計20種類のAndroid版アプリが予定されている。

「RZアートUB」(浮世絵/プレーヤー用)「RZアートJP」(ジュエリー/プレーヤー用)


(2011年 6月 21日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]