劇場用アニメ「鬼神伝」が9月にBlu-ray/DVD化

-スタジオぴえろの大作。大友克洋ら参加


Blu-ray版
(C)高田崇史・講談社/鬼神伝製作委員会

 スタジオぴえろが手掛けた劇場用アニメ「鬼神伝」(おにがみでん)が、9月28日にBlu-ray/DVDビデオ化される。価格はBDが6,090円、DVDが5,040円。発売元はソニー・ピクチャーズエンタテインメント。

 キャラクターデザインを大友克洋と、「スカイ・クロラ」などを手がける西尾鉄也が担当。監督・川﨑博嗣、アニメーション制作・スタジオぴえろによる劇場用アニメ。構想から7年、総作画枚数20万枚という大作で、キャラクター達の芝居やスピーディーなアクションシーンなどが魅力。

 BDには約98分の劇場版に加え、約117分のディレクターズカット版も収録。特典としてコンセプトアート・ギャラリー集も収録する。DVD版の本編は劇場版のみで、特典は収録されない。


 タイトル仕様音声品番価格
BD鬼神伝片面2層
本編約98分
DC版本編約117分
ビスタ
(1)日本語
 (DTS-HD MasterAudio 5.1ch)
BJS-801576,090円
DVD鬼神伝片面1層
本編約98分
ビスタ
(1)日本語
 (ドルビーデジタル5.1ch)
JDD-801575,040円


■あらすじ

 京都に住む中学生・天童純。父親を7年前に事故で亡くし、母と二人暮らし。ある日、学校帰りに突然現れた謎の魔物に追いかけられ、迷い込んだ古寺で僧侶の源雲に助けられるが、そのまま時空を超え平安の都に連れて行かれてしまう。

 純はそこで、都の安寧を脅かしている“鬼”と呼ばれる者たちの話を貴族から聞く。そして純こそが、封印されたオロチを目覚めさせ、“鬼”との戦いに終止符をうつ伝説の選ばれし救いの御子である……と。

 決断を迫られ惑う純の前に、“鬼”の一族である少女・水葉が現れ、衝撃の真実を語る。“鬼”とは、自然との共存を願う人間であり、決して邪悪なものではないのだ……と。どちらが正しいのか? 自分は何を守るべきなのか? 葛藤の中、大決戦の日が迫っていた。

 平安の都で“鬼”と呼ばれる民の少女・水葉役を石原さとみ、鬼と戦いを繰り広げる貴族の僧侶・源雲役を中村獅童が演じている。主役の天童純役は、ハリー・ポッターシリーズで第一作目からすべてのハリーの役を吹き替えている小野賢章。音楽は宇崎竜童が担当。


(2011年 7月 15日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]