JVA、2011年7月のビデオソフト売上速報を発表

-BD売上額は今年最高。UMDは調査対象外に


 日本映像ソフト協会(JVA)は6日、2011年7月度のビデオソフト売上速報を発表した。ソフト全体の売上金額は、前年同月比92.4%の225億7,900万円で、売上本数は同81.9%の713万8,000枚。

 BDビデオ全体の売上金額は前年同月比127.7%の56億2,800万円と伸長し、2011年で最高、歴代の単月実績でも2010年12月に次いで2番目に高い実績となった。BDビデオのビデオソフト全体における金額構成比は24.9%。数量は同112.2%の150万2,000枚で、数量の構成比は21.0%。

 BDソフトの内訳は、販売用の売上額が前年同月比128.9%の52億8,700万円、数量は同131.6%の130万5,000枚。レンタル店用は売上額が同111.9%の3億3,900万円、数量が同56.6%の19万6,000枚。

 DVDビデオ全体の売上額は前年同月比84.6%の169億5,100万円。数量は同76.4%の563万6,000枚。DVDビデオの内訳を見ると、販売用DVDは前年同月比87.9%の99億3,300万円、数量は同74.6%の317万2,000枚となった。レンタル店用は売上額が同80.7%の69億4,600万円、数量は同79.4%の242万8,000枚。

 2011年7月度の新作BDビデオは販売用が前年同月比90.7%の166タイトル、レンタルは同130.0%の91タイトル。新作DVDは販売用が同91.2%の415タイトル、レンタルは同85.0%の471タイトルとなっている。

 ビデオソフト全体(DVDとブルーレイの合計)の「レンタル店用」は72億8,500万円で、前年7月度の実績が2010年の最高記録だったために、前年同月比81.8%と2割程度落ち込んでいる。しかし「レンタル店用」の実績としては2011年の最高実績となった。

 なお、7月の調査よりUMDが調査対象外となった。これにより、ビデオソフト総売上の前年同月比や前年同期比の算出の際には、当該期の実績からUMDの実績を除いた数字を用いている。

【2011年7月度実績】

 金額
(百万円)
前年同月比数量
(千本・枚)
前年同月比
DVDビデオ販売用9,93387.9%3,17274.6%
レンタル店用6,94680.7%2,42879.4%
業務用7250.3%3653.1%
DVDビデオ計16,95184.6%5,63676.4%
BDビデオ販売用5,287128.9%1,305131.6%
レンタル店用339111.9%19656.6%
業務用2100%1215.7%
BDビデオ計 5,628127.7%1,502112.2%
22,57992.4%7,13881.9%


(2011年 9月 6日)

[AV Watch編集部 庄司亮一]