パナソニック、地デジ/DVD搭載の7型SDカーナビ「Strada」

-iPod/USB対応。Bluetooth経由でスマートフォンと連携


CN-S300D

 パナソニックは、Stradaの7型2DIN SDカーナビ「CN-S300D」を10月20日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14万円前後。

 16GBのSDHCカードに地図データなどを収めた「Sシリーズ」の新モデルで、地デジの12セグ/ワンセグ受信やDVD再生、CDからSDカードへのダイレクト録音などのAV機能を搭載。また、ナビ機能ではスマートフォン用アプリで検索した情報をナビで活用できることが特徴。

 ディスプレイは7型/800×480ドットの感圧式タッチパネル液晶を搭載。従来に比べ透過率が高いクリアパネルを採用し、LEDバックライトとの組み合わせで、液晶の明るさや視認性が大幅に向上したという。

 地デジチューナは4チューナ/4アンテナ式で受信性能を向上。また、PEAKSプロセッサーによるデジタル処理で高画質化している。地デジの緊急警報放送にも対応し、警報受信時にはその内容を表示する画面に自動で切り替わる。家庭のDIGAやVIERAの番組持ち出し機能でSDカードに記録した番組(AVC記録の標準モード)も視聴可能。DVDにVRモードで録画した番組も再生できる。

 DVD/CD部はDVDビデオ、DVD-R/RW、CD、MP3やWMAを記録したCD-R/RWなどが再生可能。USB端子も備え、USBメモリに記録したMP3/WMAも再生可能。また、付属ケーブルを介してiPod/iPhoneもUSB接続でき、カーナビ本体からiPod/iPhoneを操作可能。別売ケーブル「CA-LAP50D」(3,675円)を利用することでiPodのビデオ再生も行なえる。地デジやDVD、SD、iPodのビデオは、リアモニターへの出力も可能。

 高音質化のアプローチとして、パワーアンプの電源デカップリング用に、Sシリーズ専用のオリジナル電解コンデンサを採用。低域の大きなエネルギーを素早く制動し、締まった低域を再現。音の解像度を高めるという。

 また、圧縮音源の再生向けに「音の匠」モードも搭載し、レコーディングやマスタリングを手がける「MIXER'S LAB」が監修した3つのモードから選択可能。爽快でリズミカルな音楽を満喫できる「爽快ドライブTUNE」や、圧縮により低音質化したiPodなどの音声を「音の匠」チューニングで快適に楽しめるという。そのほか、車室内の環境に合わせた設定が可能な7バンドのグラフィックイコライザも搭載する。アンプの最大出力は50W×4ch、定格出力は18W×4ch。

 Bluetoothも内蔵。ハンズフリー通話やワイヤレス音楽再生が行なえるほか、Androidスマートフォンからカーナビへ地点データの伝送が可能。スマートフォンの専用アプリ「おでかけナビサポート ここいこ♪」で検索したグルメ・観光スポットなどの地点データをワイヤレスでカーナビに伝送して目的地に設定できる。

 そのほか、ナビ機能では省燃費/節約ルートの探索が選択可能。また、燃費計算やドライブ診断が可能な「ecoドライブアシスト」機能も搭載。クラブストラーダ、おでかけストラーダからリニューアルした「ナビcafe」、「おでかけ旅ガイド」に対応。60万件以上の地点ポイントのデータベースや、「Googleマップ」、Yahoo! JAPANの「路線・地図アプリ」も利用できる。

 CDからSDカードへ最大999曲のダイレクト録音も可能。録音フォーマットは128kbpsのSD-Audio(AAC)。録音したSDカードはD-Dockやビエラ・ワンセグなどでも再生できる。また、同社がダウンロード提供しているPCソフト「SD-Jukebox V7.0 for Strada LE」でCDから録音したファイルをSDカードに書き込んでカーナビで再生することもできる。

 本体は凹凸の少ないフラットフェイスを採用。センターコンソール内で一体感のある取り付けを実現したという。



(2011年 9月 14日)

[AV Watch編集部 中林暁]