ビクター、フルHD 3D 24p記録対応のビデオカメラ

-業務用の二眼式ハンディモデル「GY-HMZ1」


GY-HMZ1

 ビクターは、フルHD 3D撮影に対応した二眼式業務用ビデオカメラ「GY-HMZ1」を9月下旬より発売する。価格はオープンプライスで、市場想定価格は262,500円。

 2月に発売した民生用の3Dビデオカメラ「Everio GS-TD1」をベースに、業務用にカスタマイズした製品。MPEG-4 MVCでの3D記録は、従来同様の60i記録に加え、24p記録にも対応した。そのほか、XLRのマイク入力を装備したほか、3D画像ファイルを左目用、右目用に分離する専用ソフトウェア「3D to LR Converter」を添付する。

 その他の主な仕様はGS-TD1と共通。MPEG-4 MVC方式に加え、AVCHDのサイドバイサイド方式での3D記録も可能。レンズはF1.2~2.28の「GTレンズ」で、3D撮影時は光学5倍(35mm換算44.8~224mm)、2D撮影時は10倍(35mm換算37.3~373mm)となる。

 CMOSは裏面照射型の「B.S.I.CMOS」で、1/4.1型、総画素数は332万画素(1枚あたり)。3D動画撮影時は207万画素となる。明るいレンズと組み合わせる事で、より立体感のある3D映像撮影を実現する。

 HDMI出力やAV出力、外部マイク入力(XLR×2、ミニ×1)、ヘッドフォン出力、USB端子を備えている。外形寸法は134×234×153mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1kg(ハンドル、バッテリ含む)。連続撮影時間は付属バッテリ「BN-VF823」使用時で約2時間45分(3D)/約3時間50分(2D)。


(2011年 9月 15日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]